2010年10月10日(日)付


「支え愛」のまちづくり 大町文化会館前 市民ふれあい広場

 大町市の市民の福祉意識の向上と交流をめざすイベント、市民ふれあい広場は9日、大町市文化会館前広場で開いた。「やさしさいっぱい・支え愛のまちづくり」をスローガンに、福祉や健康、環境の豊かなまちづくりを考えようと、市内50余の団体や行政などが協働で支える手づくりのイベントがにぎわった。
アルミ缶窓口で回収 西小4年1組活動に協力 大町商議所
 大町商工会議所は大町西小学校4年1組(担任・小林誠教諭)の取り組みに協力し、窓口でアルミ缶回収を開始した。水洗いしたリサイクル用のアルミ缶を、大町市九日町の同会議所窓口で受け取る。アルミ缶の回収は、総合的な学習の時間に商店街について学び、11月27日に開かれる「信濃おおまち軽トラ・荷ぐるま市」への出店を目指している大町西小学校4年1組が、商品の仕入れ資金に充てるために行っている。商品は大町の農作物、特産品を児童が自ら調査して選ぶ。
紅葉の小谷ヘリで 栂池高原観光協初イベント 16日から
 小谷村の栂池高原観光協会(郷津喜久代会長)は16日から、初の「栂池高原 紅葉ヘリ遊覧」を実施する。冠雪の北アルプスや紅葉で色付く栂池高原など秋の小谷の魅力を上空から発信。秋季のさらなる誘客含め目玉イベントとしての定着を目指す。 紅葉ヘリは、16日から24日までの9日間で、松本市の東邦航空が運行する。栂池高原雪の広場(ゴンドラ中間駅)を発着地点に栂池高原周辺を15分にわたり遊覧する。 料金は、栂池高原入園料と、同高原までのゴンドラ・ロープウエー乗車料金含め一人1万5000円。4、5人まで同乗が可能。搭乗は連日午前8時から、天候により運行できない日もある。 栂池高原の紅葉の見ごろは10月中旬から下旬にかけてが最盛期と見られる。
約20`コース力走 大町北高で強歩大会
 大町市の大町北高校(小林善一校長)で8日、強歩大会が開かれた。全校生徒約380人が約20`のコースを力走。鈴をつけたり、コースを職員が巡回するなど、クマ対策も万全に生徒たちが秋の野山を走った。ことし41回目の強歩大会。生徒たちは1か月ほど前から体育の授業でランニングをし練習を重ねてきた。7日にクマ警戒警報が発令されたこともあり、男子と女子のコースを同じにしたり、市消防防災課に依頼してコース上を巡回。生徒全員が鈴を着用し、爆竹を鳴らすなどクマ対策を実施した。美麻方面までの往復20・8`を完走した生徒たちは、途中の難所「蝮坂」の急坂などに苦戦しながらも、各自が目標を定めたり、応援しあいながら懸命にゴール。保護者から生徒たちに豚汁やおにぎりが振る舞われた。
「食」で健康づくり推進 松川で大北交歓会
 食生活改善推進協議会大北支部と、県大町保健福祉事務所は8日、第42回大北食改交歓会を、松川村すずの音ホールで開いた。食を通じた健康づくり推進に向け、会員同士が意見を交換するグループワークを初めて盛り込んだ。会合は5市町村から約130人が出席し、若年層の加入促進や活動のPR方法などを話し合った。子どもたちへの正しい食生活の普及を重視し、親子に対する食育イベントへの参加呼びかけなど、意見が出された。パネル展では各地域の会員が、昔ながらの郷土料理をテーマにした発表や、活動の報告を行った。温泉で炊いたコメや、凍りもちを使った団子など、地元の伝統食材を生かし、工夫を凝らした料理が並んだ。
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10月の一覧
自動改札を体験 ひよこクラブ電車遠足 平公民館
 大町市平公民館(傳刀孝男館長)の未就園親子教室ひよこクラブは8日、同教室初の電車遠足を行った。信濃木崎駅と信濃大町駅間を電車で移動し、大町駅周辺の散策や中村宏文駅長の話を聞いたりしながら、地域に親しんだ。26組の親子は日ごろ、利用する機会の少ない電車乗車に期待して参加。一般の利用者との会話や車窓の景色を楽しみながら数分の電車の旅を体験した。母親たちはデスティネーションキャンペーン(DC)の一環で「おもてなしのできる駅」に生まれ変わった大町駅に関心を寄せた。横開きの扉や自動改札などそれまで、自分たちが利用していた時代との違いに驚きながらも、「待合室の雰囲気がいい。利用しやすくなった」など満足していた。