2010年10月16日(土)付
特産秋の味覚で歓迎 トロリーバス扇沢駅前 秋の紅葉シーズンを迎え、立山黒部アルペンルートは観光客でにぎわいを見せている。関電トンネルトロリーバス扇沢駅前では15日から17日まで、「黒部ダムの麓(ふもと)信濃大町秋の味覚祭り」が開かれ、地域の特産物で観光客を歓迎している。 会場では、リンゴや北アルプス山麓(ろく)ブランド品などの試食・販売の出店や、きのこ汁やそばの薄焼きなどの振る舞い、県による米粉の消費拡大キャンペーンなどのブースが並んだ。訪れた観光客は、地域の味に舌鼓を打っていた。 |
歌や踊りで元気送る もみのき保育園で暖家交流 大町市東中原町の社会福祉法人「暖家・大町事業所」で14日、もみのき保育園(中村祐子園長・26人)園児との交流が行われた。全園児が利用者の前で、歌や踊りなど披露。施設利用者に元気を送った。 園児たちは、園で習っている童謡「赤とんぼ」や「夕やけこやけ」を熱唱。日ごろから練習してきたダンスを手足を大きく動かして元気いっぱいに踊った。同園で職場体験をしていた仁科台中学校の生徒5人も一緒に交流した。園児たちは最後に利用者と握手を交わし、「パワー」を送った。利用者たちは園児たちに「ありがとう、楽しかったよ」とお礼をしていた。 利用者は「子どもたちのおかげで10歳若くなった」「子どもたちはかわいいし、元気になれるね」と口々に話していた。 |
収穫の秋に感謝 白馬幼稚園もちつき大会 白馬村の信学会白馬幼稚園(伊藤房光園長、園児85人)で13日、「もちつき大会」が行われた。保護者が持ち寄った新米で全園児が昔ながらのうすときねのもちつきを体験し、秋の収穫に感謝しながら伝統食に親しんだ。 昨今は地元の子どもたちでも昔ながらのもちつきをする家庭は少なくなっているといい、うすときねに興味津々のようす。きねを持ち上げて「このかま¥dいね」と話す子もいた。 教諭からつき方やきねのもち方の手ほどきを受け、年長園児は1人で、年少・年中園児は2人1組になって順番にもちをついた。「よいしょ、よいしょ」のかけ声にあわせて思いきりきねをふりあげ、蒸したもち米がもちになっていく過程を真剣に見守っていた。 |
収穫野菜で料理交流 JA女性部南小谷 ずんだもちとコロッケ JA大北おたり支所女性部の南小谷支部(千国日出子支部長)が地域貢献活動の一環として企画している、食農体験教室の最終回が9日、開かれた。小学生とその家族、畑作りに詳しい支部会員ら20人余が参加して、収穫した野菜で料理を作り交流した。 メニューは採れたての枝豆を使った「ずんだもち」と、カボチャコロッケ。ずんだもちは仙台の方言で枝豆をいい、同地方で古くから親しまれている郷土食。枝豆をやわらかく煮て砂糖を混ぜ、すり鉢でつぶしながらあんを作り、本場の味を再現した。ヒスイ色の色合いも美しく、粗くつぶした素朴な食感のあんが完成した。 カボチャコロッケはつぶしてひき肉や玉ネギと混ぜてタネを作り、全員で形よく丸めた。衣は普通のパン粉、生パン粉のほか、最近注目を集めている米粉の3種類を使い、食感のバリエーションを楽しんだ。 |
大町の丸福パン店再開 3年半ぶり 焼きたての味 大町市大町のJR信濃大町駅前に12日、丸福パン店(五十嵐哲夫社長)がオープンした。昭和29年に会社設立、大町の食卓に欠かせないパンの店として親しまれながら休業した「マルフク」が、店舗を改装して約3年半ぶりに営業を再開した。 木の温もりを生かし、アイボリー・オフホワイト系の優しい色を基調にした明るい店内に並ぶのは、半世紀以上にわたって親しまれたパンが中心。スパゲテイサラダ風の具を揚げてはさんだ「野菜パン」、お好みでジャム、ピーナツ、バターと味わう「コッペパン」、ソフトフランスの「アンバター」などは、オープンを知って来店し、何個も買い求める往年のファンも多い。甘党好みの丸福オリジナル「九助」も1個80円で復活。 |
上空から絶景散歩=@栂池紅葉ヘリきょうから 栂池高原を中心に秋の小谷村を上空から満喫する初イベント「栂池高原 紅葉ヘリ遊覧」(栂池高原観光協会主催・郷津喜久代会長)が16日から始まる。山肌を覆い尽くす見事な紅葉、目前に迫る勇壮な北アルプスなど上空からの絶景散歩が楽しめる。 ヘリはローターの回転音とともに一気に上空へ。幾重にも色を重ねたような秋色に染まる栂池高原を眼下に進む。白馬大池を通過し、目前には北アルプスの山肌が姿を現す。地上からは一部しか見ることができない山中にたたずむ池「栂池」の全景も確認できる。残雪の北ア、紅葉最盛期の山肌、里の緑のコントラストが目を奪う。 |
●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.