2010年10月20日(水)付

聴覚障害者のための紀行 塩の道感動手話で
 聴覚障害者が塩の道の歴史にふれる企画「第10回聴覚障害者のための塩の道紀行・白馬の里山を歩く」が16日、白馬村で開かれた。
 障害者福祉の視点で観光振興をめざすことを目的に開かれている。県内外から50人余が参加。同村在住の民俗日本思想史家・田中欣一さんを講師に、国の重要伝統的建造物保存地区(重伝建)に指定されている青鬼地区を歩いた。
 クマ出没の懸念から、ことしは散策は集落の周辺のみ行うこととなり、午前中に主だった名所旧跡を巡り、地域交流施設「お善鬼の館」で昼食を取りながら田中さんの講義を聞いた。
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10月の一覧

もう一度看護職を 大町病院で再就職支援研修
 市立大町総合病院で19日から、看護師・助産師の再就職支援研修会が始まった。結婚や出産、子育てなどで職を離れた資格所持者に最新の看護知識を学んでもらい、再び職に就く手助けをすることで看護師不足の解消につなげるねらい。市内外から合計9人が受講している。
同研修会は県が主催の委託事業で、本年度は県内36病院で実施。大町病院で実施するのは3年目で、ことしから助産師にも対象を広げた。研修会を機会に年々再就職率も増え、昨年は県内で171人の未就業者を含む286人が受講し、うち56・2%、97人の再就職につながった。
秋の大町自転車で 北ア山麓ライド初開催
 北アルプス山麓(ろく)ライドin大町鹿島槍2010(同実行委員会主催、委員長=小林敏博NPOぐるったネットワーク大町会長)はこのほど、大町市黒沢高原の鹿島槍スポーツビレッジを発着地に市内で初開催した。全国から参加した約40人が秋の大町を自転車で楽しんだ。
コースは黒沢高原をスタートし、仁科三湖をめぐる30`と、国営アルプスあづみの公園まで足を延ばす60`の2種目。紅葉の始まりかけた秋晴れの下、参加者たちはアルプスの風を受けてペダルをこいだ。
地元では3か所のエイドステーションを設置して応援。水や栄養補給のバナナのほか、二ツ屋のステーションでは豚汁やおにぎり、そばなどを振る舞った。
ちょっと苦かったけど はなのき保育園茶道体験
 大町市のはなのき保育園(伊藤孝江園長)年長のすみれぐみ14人は18日、裏千家茶道上條社中の茶室を訪れ、伝統文化の茶道を体験した。
床の間に季節の花や掛け軸が飾られた和室で2人1組の子どもたちは、礼儀作法にとらわれずリラックスムードで茶席を楽しんでいた。
園児たちはペアの友達が運ぶ甘い菓子や香り高くほろ苦い抹茶を味わい、指導する同社中を見よう見まねで茶せんを使い茶をたてるなどの経験で日本の文化に触れた。
防火の大切さ学ぶ 松川村園児消防士を体験
北アルプス広域南部消防署(長=cd=60e2喜治署長)は18日、園児を対象にした防災教室を開いた。松川村の北保育園と南保育園の年長児、合わせて約80人が消防士の仕事などを体験し、火事の怖さや防火の大切さを学んだ。
園児たちは、袖が余る大きな防火服とヘルメットを身につけ、消防士に助けられ一緒に放水を実践。重い筒先を抱えながら、勢いよく飛び出す水に踏ん張っていた。煙が充満した屋内をハンカチで口を押さえながら通過したり、「火事だ」と叫ぶ声の大きさを競ったりと、万が一への対応を学んだ。
せせらぎで清掃奉仕 小谷小ボランティア委
 小谷村の小谷小学校ボランティア委員会のメンバー13人が18日、同村福祉センター「せせらぎ」を訪れ、清掃ボランティア作業に汗を流した。
 地域の施設の清掃活動を行うことで、村の一員として自分たちにできることがあることを知り、働くことの喜びを実感することを目的に、毎年実施している。この日は同センターの風呂清掃を全員で行った。
 男女の風呂場に半数ずつに分かれ、職員の指導を受けながら、浴槽や洗い場の床や壁、手すり、洗面器などについた汚れなどをたわしやブラシでていねいに磨いていった。腰をかがめてごしごしと掃除するのは重労働だったが、協力しあって頑張り、すみずみまでピカピカの風呂場に満足げな表情を浮かべていた。