2010年10月22日付

地場の実り求め盛況　白馬でＪＡ大北北部感謝祭
　白馬村のエーコープ白馬店ハピアで16、17の両日、ＪＡ大北北部感謝祭が開かれた。日ごろの利用に感謝を込めて、毎年行われている。収穫したての農産物や加工品、生活用品、工機など多数の販売ブースが並び、初日から多数の来場者でにぎわった。　ことし初めて、同店の地場産野菜販売コーナーに野菜や加工品の提供をしている直売生産者が、消費者に日ごろの感謝を表そうと新米でもちつきを行った。威勢のいいかけ声で、力いっぱいきねを振りおろしていた。
　新米のもちの味わいは格別のようすで、あんこときな粉をつけて配られたもちはあっという間になくなる人気だった。直売生産者代表の横山嘉政さんは「皆さんに喜んでもらえてうれしい。また励みに野菜づくりを頑張りたい」と話していた。

秋の岩岳魅力感じて　ＤＣで山頂ウオーキング
　白馬村の白馬観光開発はこのほど、信州デスティネーションキャンペーン（ＤＣ）の一環として、秋の岩岳山頂でウオーキングとノルディックウオーキングで楽しむ特別企画イベントを実施している。　岩岳山頂には北アルプスの眺望と紅葉の美しい絶景スポット「秋の森マウンテンビュー」があり、「ねずこの森」と名付けられた１周２㌔ほどのハイキングコースが設けられている。　今のシーズンは紅葉が美しく、色とりどりの落ち葉の上を踏みしめながら歩くのが魅力。ネズコは別名クロベと呼ばれる日本特産種の常緑高木で、木曽の五木の一つ。同コースには樹齢数百年と言われる巨木のネズコがあり、ブナやミズナラが多く見られる岩岳山頂にあって、同コースのシンボル「森の守り神」として親しまれている。イベントではそのコース内を、全日本ノルディックウオーキング連盟公認のインストラクターのガイドで歩く。

万一の強盗に備え　大北コンビニ防犯協が訓練
　大北コンビニエンスストア防犯協会（松下哲智会長）は20日、大町市のセブンイレブン上橋店（同オーナー）で強盗防犯訓練を実施した。コンビニオーナーや従業員、大町署員など約15人が参加。ことし管内で発生したコンビニ強盗事件を受けて、いざというときのため、真剣に訓練に取り組んだ。
ことし、大北管内では３件の強盗事件が発生。１件がコンビニで発生したことから、コンビニを使い迅速、的確な対応ができるようにと訓練を行った。

ジャンプ場まで散策　しろうま保　秋の園外活動
　白馬村のしろうま保育園は13日、園児が地域の自然や文化に親しむ「秋の園外保育」を実施し、好天に恵まれ、地域の里山や施設に出かけた。　年少園児と未満児のクラスは、白馬ジャンプ競技場までの散策を体験した。目的地に着くまでの数㌔を歩くことは、日ごろ保護者の送迎やスクールバスで通園している園児にとって「大冒険」。稲刈りやソバ刈りなど、秋の収穫作業を見たり、秋色に色づいた里山の景観を楽しみながら、ゆっくりと歩いた＝写真。多くの地域住民との出会いもあり、元気にあいさつしながらふれあった。　ジャンプ競技場ではサマージャンプの練習をする選手の姿があり、園児は「すごい、高い」と歓声をあげてしばしの観戦を楽しんでいた。

「大きいよ」豊作喜ぶ　小谷保育園サツマイモ収穫
　小谷村の小谷保育園（山田圭佐美園長、園児65人）で19日、サツマイモの収穫作業が行われた。　同園では、地域のお年寄りと一緒に農作業をしながら、子どもたちの地産地消への意識を高めようと、野菜作りを行っている。サツマイモは同村平間地区で農業を営む太田紀郎さんの畑を借りて、平間地区と宮本地区の２か所で栽培してきた。　軍手をはめてつるをたどって手で掘り進め、サツマイモを探し当てた。土の中には大きく育ったサツマイモが鈴なりで、園児は「あった」「大きいよ」と豊作に大喜び。大きなサツマイモを高々とかかげ、収穫の喜びを体感していた。

北ア山麓ブランド紹介　25日　NBSで放映
　ＮＢＳ長野放送で毎週月曜日午後７時から放映中のＮＢＳ月曜スペシャルで、北アルプス山麓（ろく）ブランドの認定品を紹介する。タイトルは「人と自然がつむぐ逸品物語～北アルプス山麓ブランドの魅力～」で、25日午後７時－７時54分の予定で放映される。大町・北安曇地域ではさまざまな農畜産物や加工品が生まれているが、その中から専門家の確かな目で選ばれたのが「北アルプス山麓ブランド」の品々。番組では個性豊かな認定品とブランド化に挑む生産者の思いに迫る。農業を基軸に地域を盛り立てようと、生産者と行政が手を携え、ブランド認定制度を立ち上げて３年。取り組みは着実に前進し、認定品は現在、57品にのぼっている。