2010年10月24日(日)付


思い出の園舎に別れ こぶし保育園でまつり
 新園舎に統合改築される、大町市栄町のこぶし保育園(中村慶子園長)で23日、「さよならこぶしまつり」が開かれた。園児や保護者、元卒園者や近隣住民ら約100人が集い、37年の歴史と思い出を振り返った。
来場者には同園の園庭に立つイチョウの葉と木の写真でつくられたカードが贈られ、園を見守ってきた園のシンボルに思いを寄せた。
園舎内には園児たちの活動を収めた写真などが飾られ、これまでの映像をまとめたDVD上映や紙芝居やパネルシアター、民話の語りなどが行われた。思い出の園舎をバックに写真を撮る姿も見られた。
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10月の一覧
焼きたて旬の味 平ひよこクラブ焼きいも会
 大町市平公民館(傳刀孝男館長)の未就園児親子教室「ひよこクラブ」は22日、活動をとおして交流のあるしらかば保育園(長沢育子園長・園児73人)と「やきいも会」を楽しんだ。色付き始めた山や木々を眺めながら秋の味覚に舌鼓を打った。
35組の親子と園児たちは同園北側の広場に集まり、湿った紙とアルミ箔(はく)で包んだサツマイモを「おいしくなあれ」と準備したおき火に投入し、焼き上がりを楽しみに待っていた。
約200本のイモはおきの中でじっくりと焼かれいいあんばいに甘味を増し、包みを開くと甘い香りが漂った。同クラブの子どもたちは母親に冷ましてもらいながらほおばり「おいしい!」と笑顔を見せ、母親らは「家で食べるのとは違い甘く、しっとりしている」と満足げだった。
軽トラ荷ぐるま市 大町西小児童が売り子体験
おおまち再生支援まちづくりの会(事務局=大町商工会議所内)は30日、大町商工会議所駐車場で「第4回信濃おおまち軽トラ・荷ぐるま市」を開く。時間は午前10時から午後1時30分。
出店者が自ら乗りつけた軽トラックの荷台、軽ワゴン車の荷室で、新鮮な農作物や手作りの食品などを販売する「軽トラ・荷ぐるま市」。ことしは7月から毎月最終土曜日に行われ、11月27日までの全5回が予定されている。
30日の第4回には前回に続き大町の社直売所、九日町銀座商店街(やきとり)、パン工房わたぼうし、あすかの杜(灰焼きおやき)などが出店、安曇野市から大八(中華そばなど)、上田市からトルコ料理チャイハネ(ドネルケバブ)がやって来る。初参加は市内の菜の花ステーション、Re・フォレストほかが予定。
糖尿病予防テーマ 小谷村食改が講習会
 小谷村の食生活改善推進協議会は20日、同村役場調理室で料理講習会を開いた。これまでの実習は会員の技術向上を目的にしていたが、ことしは食と健康、安全・安心など、食に関する理解を深めてもらおうと、地域住民らにも呼びかけた。「糖尿病予防のための食事」をテーマに、講義と調理実習が行われた。
 講義では栄養士が糖尿病の発症原因や合併症などの基礎知識の説明と予防・治療法を指導。過食・運動不足、肥満を誘因として発症し、完全治癒が難しく、放置すると重大な障害や合併症を引き起こすことの危険性を示唆。予防のためにバランスの良い食事を規則正しく取る、適度な運動をする、年に1度は検診を受ける、といった注意をうながした。
秋満喫 歴史の道歩く 小谷で塩の道ノルウオーク
 紅葉の小谷村をノルディックウオークで歩く、第3回「信州小谷村北アルプス塩の道ウオーク」(実行委員会主催)は23日、開幕した。2日間の日程で開くイベントに県内外からウオーキング愛好者が各日約250人集い、秋晴れのもと歴史と自然あふれる小谷の道を堪能した。
同大会は、手にポールを持つことで体に負担なく歩けるノルディックウオーキングの普及を目指し、一般愛好者から健脚者まで秋の高原のウオーキングを楽しめる大会を目指し、3回目を迎える。ことしは昨年結成した県内5市町村でつくる「信州ノルディックウォークプレミアリーグ」の一つとして行われた。
塩の道ロゴ完成 小谷糸魚川観光連携事業で
 松本平と新潟県を結び、かつて塩を運んだ古道・千国街道(塩の道)を「北アルプス塩の道トレイル」と名づけた小谷村商工会(石田憲明会長)と新潟県糸魚川市の糸魚川商工会議所(高瀬衛会頭)の広域観光連携事業のロゴが完成した。糸魚川から松本まで北ア山麓(ろく)をぬける120`を筆ひと振りで表現。「塩の道」の文字や「古道」と刻まれた朱印もそえた。北ア塩の道トレイル全国発信の準備が本格化している。
 ロゴは、両商工団体などでつくる日本海北アルプス山麓塩の道トレイル委員会(石田憲明委員長)メンバーのひとりが手がけた。塩の道を一筆で表現した曲線は、糸魚川から松本までの動線にも見て取れ、沿線市町村名を入れたバージョンも用意した。今後は、ロゴ入りの法被やのれんなどの商品開発、販売を予定している。