2010年10月29日(金)付
平和への思い新た 県戦没者追悼式大町で 長野県内の戦没者を追悼する県戦没者追悼式が28日、大町市文化会館で行われた。終戦後65年を迎え、戦没者遺族の代表や来賓など約1000人が参列し、献花や黙とうをささげ、尊い平和への思いを新たにした。 参列者は午前10時の時報とともに、静かに1分間の黙とうをささげた。遺族、来賓らが壇上の祭壇に菊花を献花して県内5500柱余の英霊を追悼した。 |
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1週間遅れ色づき増す 霊松寺のオハツキイチョウ 大町市山田町の霊松寺山門南側のオハツキイチョウが色づきを増し、全体が黄色になってきた。周辺の木々や境内のドウダンツツジは色鮮やかに紅葉し、見ごろとなっている。 県外からの大型観光バスも訪れ、霊松寺観光ボランティアの説明を聞きながら、大勢の観光客が散策し紅葉を楽しむ光景が見られる。山梨からの70代の夫婦は「紅葉と眺望、それに鐘の音もとてもすばらしいですね」と感動した様子で話した。 同観光ボランティア会員によると、イチョウの色づきは平年より1週間ほど遅れており、見ごろは31日からとなりそうで11月7日ころまで楽しめるという。 |
特産漬け込み本格化 大町市温泉協の加工所で 漬物で大町市の特産品づくりに取り組む「信濃大町のつけものや」(曽根原叶子会長・8人)は、同市平大町温泉郷の加工所で、各種漬物の漬け込み作業が本格化している。 先週末はセロリーのしょうゆ漬とかす漬、26日からしば漬を実施し、この後は大根のしょうゆ漬やぴりから漬、す大根の3種の漬け込みが行われる。 「つけものや」が発足してことしで7年目になり、9種の野菜を使った「錦漬」、「酒蔵秘伝の味・蔵漬」、「梅のしそ漬・小太郎」「エリンギの粕(かす)漬」、「辛こしょうの麹(こうじ)くん」など20種余を製品化。 曽根原代表は「地元の食材にこだわり、添加物は最小限にして安全、安心をモットーに取り組んでいます」と話す。 |
二八そば作り体験 大町市平公民館ど〜よ 大町市平公民館(傳刀孝男館長)の伝統文化子ども教室「そばづくり子ども体験隊『ど〜よ!』」はこのほど、「こどもそば打ち道場」を同公民館軽運動室で開き、新たなメンバー3人を迎え今期初のそば打ちを行った。 隊員たちは「そばサークル」のメンバーの手ほどきでそば粉200c、小麦粉50c、水125tで「二八そば」作りに2回挑戦。粉を混ぜ合わせ練り込み、のし板にうち粉をひくと生地をひとまとめにした「そば玉」を直径40a、厚さ1・5_程に延ばした。 比較的順調に作業を進めた子どもたちも、刃の大きなめん切り包丁を手にすると緊張した様子で、一呼吸置いた。力加減や生地を押さえるこま板の扱いに四苦八苦しながらも、均等な太さに仕上げようと集中し真剣に刃を下ろしていた。 |
小中生23点優秀作に 防火ポスター表彰式 白馬、小谷 白馬村の白馬ふれあいセンターで26日、平成22年度防火ポスターの表彰式が行われた。防火意識の高揚を目的に、北アルプス広域北部消防署(奥原一繁署長)、白馬小谷防火管理者協議会(田中庄左エ門会長)、大北北部消防連絡協議会(太田誠会長)が毎年実施している。 本年度は同署管内の白馬・小谷両村の小中学校から約100点の応募があり、小学校1〜4年の部で白馬北小の小山元輝さん、小学校5・6年の部で白馬南小の高橋莉那さん、中学生の部で白馬中の福島幹さんが金賞を受賞した。 4日に行われた審査会では、関係者5人が文字と絵のバランスが取れていて独創性を感じさせるもの、自分で考えた標語に訴えかけるものがある、などを判断基準に厳正な審査をし、23点の優秀作品が選ばれた。 |
米粉クレープ作り 小谷保育園 育てた野菜も材料に 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長、園児65人)で26日、園児が地域のお年寄りと育てた野菜と、最近注目を集めている国内産の米粉を使った菓子作りを体験した。 季節の伝統食や旬を考える同園の食育の一環。サツマイモとカボチャを素材にして、全園児が縦割り班に分かれてクレープを作った。 米粉にカボチャのペーストを混ぜた生地を玉じゃくしに少しずつ取り、ホットプレートで薄く延ばして焼いていった=写真。園児たち一人ひとりが保育士の指導を受けながら、カボチャの黄色が鮮やかなクレープ生地を焼き上げた。 |