2010年11月3日(水)付


平和の大切さ理解を 小谷村 社会福祉大会で意見発表

 小谷村と同村社会福祉協議会は30日、同村役場多目的ホールで「第23回小谷村社会福祉大会」を開いた。多数の福祉関係者や村民が参加。地域の福祉に貢献した個人への表彰と、小谷中学校生による意見発表が行われた=写真。
八坂小で再%y俵開き 専門家招き教室 心身鍛錬
 大町市八坂地区の文化祭にあわせて1日、市立八坂小学校(飯田吉隆校長・58人)ですもう教室が開かれた。すもうの専門家を招き、全校児童が校内に備えられている土俵で、すもうを取った。
同校の土俵は、昭和61年の同校建設時に「すもうで心身ともに鍛えてほしい」との願いを込めて建設されたが、長年使われていなかった。武道での礼儀をあらためて大切にするきっかけづくりにしようと再「土俵開き」となった。
毛筆で込めた願い 小中学生が白馬席書大会
 白馬村公民館と白馬村書道同好会共催の「第26回白馬席書大会」が30日、同村役場多目的ホールで開かれた。村内の小中学生30人が参加。同好会が白馬の自然保全や次世代の子どもたちへの願いなどをテーマにした課題の言葉を、毛筆で一画ずつ心を込めてしたためた。
 開会式で大会長の太田敏彦館長は「パソコンの普及で文字を書く機会が少なくなっているが、筆を使って書くことは日本古来の伝統文化として大切なこと。長く続けてがんばって」と激励した。
 参加者は「あいさつ」「自然景観」「目標達成」など学年ごとに決められた課題の手本をかたわらに、止めや払いの特徴を練習してから慎重に清書していった。
 短い制限時間内に書きあげるという緊張感漂うなか、精神を集中して書きあげ、出来栄えに満足の表情を浮かべていた。
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11月の一覧
三段紅葉 白馬でも 季節限定絶景見ごろ
 冠雪の北アルプスに秋色の中腹、まもなく紅葉本番の里山。「三段紅葉」が各地で見ごろを迎えている。自然が織り成すこの時期限定の絶景は観光客らの視線をくぎ付けにしている。白馬村でも、カメラを片手に絶景を楽しむ人の姿であふれている。
同村内三段紅葉の撮影ポイントは、白馬ハイランドホテルに向かう登り坂(蕨平)や、白馬大橋(八方)からの眺めがあげられる。
 ことしの紅葉は例年より1週間から10日ほど遅くなったが色付きは良い。同村観光局は「あと1週間ほどが見ごろでは」と話している。長野地方気象台によると今週後半は気圧の谷の影響で雲が広がりやすいと見込んでいる。
月下美人昼に花 大町市中原町ぬくもりの家
 高齢者を日中受け入れ生活のサポートをしている、大町市中原町の「ぬくもりの家」(柳沢房枝理事長)で1日の早朝、月下美人が開花を始め、4つのつぼみのうち2輪が花開き施設を訪れる人々の目を楽しませた=写真。
通常夜に咲き始め、翌朝までの一晩でしぼんでしまう性質を知る柳沢理事長は、「昼間花を咲かせたのは今回が初めて。1度利用者のみなさんにこの花を見せてあげたかったので願いが通じたのかも」とほほ笑んだ。
「笑いと涙と希望」 正司歌江さん人生講演
 第53回小谷村文化祭の特別企画として30日、同村多目的ホールで芸能人の正司歌江さん(81)による「笑いと涙と希望の人生ドラマ」と題した講演会が開かれた。自身の波乱に富んだ人生を、持ち前の明るい口調で楽しく語り、笑いと涙の中で聴衆に勇気と感動を与えた。
 「長生きして、いろいろなことに挑戦して人の役に立つことをしたい」と、80歳を超えてなお、久本雅美、柴田理恵らが所属する「劇団ワハハ本舗」に正式入団し、現役役者として活躍を続ける正司さん。講演では戦争体験や自身の病気・けがなどさまざまな苦難に直面し、乗り越えてきた壮絶な体験談の数々が語られた。