2010年11月13日(土)付


1年の実りに感謝 JA大北感謝祭にぎわう
 JA大北の南部感謝祭は12、13の両日、大町市常盤の南部営農センター、南部工機燃料センター敷地で開かれている。農業用品から地場野菜や食品など、同JAが取り扱う商品が特価で並び、大勢の来場者でにぎわっている。13日は午前9時から午後4時まで、福もちまきは午後2時から行う。
12日は、会場で日用雑貨やミカン、サンマなどの食品からトラクターや田植え機、管理機などの農機具、各種自動車などさまざまな商品が売られた。福もちまきや女性部による豚汁の振る舞い、JA大北青壮年部の野菜市などもあり、夫婦や家族連れなど、多くの人が訪れていた。
駆除した鳥獣を慰霊 猟友会美麻初の供養祭

 大町市の大北地区猟友会美麻支部(田中三郎支部長・11人)は11日午後、初の鳥獣供養祭を旧美麻支所(役場)跡で開いた。支部会員や市などから約30人が出席して神事で玉ぐしをささげ、鳥獣被害防止などで駆除された動物の霊を慰めた。
池田町社協に米85` 農業祭コンテスト出品
池田町営農支援センターと町農業祭実行委員会は11日、先月の農業祭の一環で開いた第7回「お米コンテスト」の出品米を、町社会福祉協議会に寄贈した。町内の農家93人から集まったコシヒカリ85`を贈り、地域福祉での活用を目指す。
同実行委の伊藤次夫会長と山ロ副会長らが総合福祉センターを訪れ、精米されたコメを贈呈。伊藤会長が「すばらしいコメを社協に届けられたのも、農家のおかげ。地域のお年寄りなど皆さんに味わってもらいたい」と話した。
コンテストは町の農業振興に生かそうと毎年開かれ、出品米が社協に贈られている。食味計を使って、コメのたんぱく質や水分など成分を計測し、上位3点の味を審査員が審査する。ことしのコメは夏場の天候に恵まれ、全体的に上々の出来栄えだったという。
パンジー2000株定植 松川村のガーデンクラブ
松川村の住民ボランティアでつくる「すずの音応援団」の「ガーデンクラブ」は11日、村リンリンパークの花壇を整備した。利用者に親しまれる公園づくりを目指し、農家の会員が育てた白や黄色など色とりどりのパンジー約2000株を、円形花壇に定植した。
会員や村職員ら14人が参加し、くわで掘り返した約80平方bの花壇に、花を一株ずつ丁寧に並べていった。晩秋の肌寒い公園内で、ほうきを手に落ち葉を丁寧に集め、清掃活動にも汗を流していた。
小谷保育園で実り給食

 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長、園児65人)で10日、自分たちが育てた野菜を使った「実り給食」が実施された。クイズ形式の食育講話なども行われ、園児が野菜に親しみを持ちながら好き嫌いなく食べることで健康な体づくりをしていくことを約束した。
晩秋の里山史跡訪ねる 公開講座白馬の文化財紀行
 白馬村公民館の公開講座「白馬の文化財紀行」の最終回が10日、開かれた。民俗・日本思想史家の田中欣一さんを講師に晩秋の里山を歩き、神城三日市場の神明社や大宮城址(し)を訪ねた。
 田中さんは、三日市場地域には縄文や古墳、戦国期に至るまでの数多くの遺跡があり、村の代表的な遺跡地帯として歴史的価値が高いことを説明。大町市を中心とする大北地域に勢力を張った大豪族・仁科氏の配下(支族)の沢渡氏ゆかりの神明社の由来や日本有数の巨木だったと思われる同社の杉の古株などについて解説した。
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