2010年11月25日(木)付

「ふるさと大町」学ぶ 平公民館子育てセミナー
 大町市の「子育てセミナー」は23日、同市平公民館(傳刀孝男館長)で開き、大町北小学校児童の発表や物作り体験に約200人の親子らが参加し盛況だった。
市内各公民館を会場に開く同セミナーに同地区は「ふるさと大町」に焦点をあて、自然や環境について学ぶ場とした。
同校4年生が総合的な学習で取り組む「山の子村復活」の学習と、運動会で好評だった手旗を披露。故郷の自然の豊さや大切さなど、子どもたちが体験をとおし学んだことを発表した。

景観と歴史に思い ヒスイ峡と親不知めぐり 白馬公民館
 白馬村公民館は19日、生涯学習事業の一環として、白馬小谷研究社の田中元二さんを講師に「歴史めぐり」イベントを開いた。ユネスコの世界ジオパークに認定された、新潟県糸魚川市の小滝ヒスイ峡から、富山県境に近い親不知・子不知を回り、独特の景観と文化を生み出した歴史に思いをはせた。
 国道148号から糸魚川に向かう途中で大峰峠と呼ばれる峠道を抜け、ヒスイ峡の奥深くに入ると、姫川の支流・小滝川沿いに、3億年前の地殻変動により形づくられたと言われる、石灰岩の山・明星山の大岩壁が眼前に広がった。参加者は大地の生い立ちを想像させる、切り立った岩肌を見せてそびえたつ明星山に圧倒されていた。
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11月の一覧
売上金環境整備に 大町北小PTAバザー
 大町市大町北小学校PTA(長澤奨PTA会長)はこのほど、児童の学校教育環境整備に売上金を役立てる恒例の、PTAバザーを体育館で開いた。地域企業や保護者らからの出品物が並び、多くの人が訪れ盛況だった。
同校参観日に合わせた催しに、開場前から保護者や近隣住民らが列をなし、品定めをし次々と買い物かごへ商品を運んでいた。
会場では5年生が育て収獲したもち米や、特別支援学級のかわいらしい手作りロウソクも並び、子どもたちが丹精込めた製品を保護者らが買い求めていた。
地元職人技に触れる 街なかワークショップ 信濃おおまち
 大町市の麻倉プロジェクト推進の会は12月12日まで、「信濃おおまち街なかクラフトワークショップ」を商店街の麻倉や長野銀行南向かいの特設会場などを会場に開いている。地元近隣に住む10人のクラフトマンによる11のワークショップを開いている。 23日までに、織物(松島しづ)、陶芸(横田敬子)、木彫(廣川伊知朗)、彫金(松尾三千子)の各作家がワークショップを開き、市民らが地元のクラフトマンの創作技術に触れた。
民話や伝説語り披露 ゆう浪漫塩の道コンサート 松川村
松川村の「有明山語りの会」はこのほど、「ゆう浪漫(ろまん) 塩の道コンサート」を村すずの音ホールで開いた。村内外から家族連れなど約140人が来場し、地域に伝わる民話や伝説の語り、音楽などの演目を楽しんだ。
細野地区の鈿女(うずめ)神社の起源と伝えられる「天の岩戸」の神話や、画家・いわさきちひろの作品を交えた昔話「つるのおんがえし」などを披露。来場者が数々の舞台に立ってきた語り部たちの、臨場感あふれる話に聞き入っていた。
赤い羽根共同募金協力 高瀬中生徒会ボラ委
 池田町の高瀬中学校生徒会ボランティア委員会は22日、赤い羽根共同募金に協力し、校内で集めた1万2709円を、県共同募金会池田支会に託した。8日から15日までの土日を除く毎朝交代で昇降口に立ち、登校する生徒や教諭に協力を呼びかけた。
3年生の委員長・大橋勇輝君(15)と、副委員長・薄井美晴さん(15)が、同支会事務局の町社会福祉協議会を訪れ、中嶋一光事務局長に募金を手渡した。大橋君が「募金に協力してくれた、みなさんのボランティア精神のおかげ」、薄井さんは「困っている人たちのために使ってもらえれば」と話した。
募金は今後、県共同募金会に上げられ、来年度の各社会福祉協議会の事業費として、再分配される。池田町では、高齢者やボランティアらが交流する「いきいきふれあいサロン」、生活・介護支援サポーターの育成などに役立てられる。