2010年11月27日(土)付


地域の博物館学習に 大町南小でモデル授業
 
大町市教育委員会は来年度、新しい学習指導要領に沿って市内の博物館などを活用した理科の授業を取り入れる。本年度のモデル授業として、大町南小学校4年生65人は26日、大町山岳博物館と大町エネルギー博物館を訪れ、生き物や天体について専門家から学んだ。
新そばとヌーボー堪能 男女共同参画の団塊俱楽部 松川村
 松川村の男女共同参画推進セミナー「団塊倶楽部(くらぶ)」は25日、「新そば打ちとボージョレ・ヌーボーを楽しむ会」を、すずの音ホールで開いた。活動の輪を広めようと一般参加者を招き、会員と住民ら14人が調理を通じた交流や、「旬」の食事を楽しんだ。
同倶楽部会員で、そば生産組合の宮本勝子さんがそば打ちを指導。同じく会員で県調理技能指導員の中牧美郎さんがそば粉を使ったクレープの「ガレット」や、うす焼き「ブリニ」を紹介した。
参加者は打ち立てのそばやサラダを乗せたクレープなど、豪華な食卓を囲みながら談笑。思い思いにソースや肉を乗せたうす焼きと、新酒のワインの組み合わせに舌鼓を打っていた。
初冬の大北お菜洗い 漬け込み作業本格化 つけものや
 大町市の女性農業者らでつくる「信濃大町のつけものや」(曽根原叶子代表・8人)で、野沢菜の漬け込み作業が本格化している。25日は、同市平大町温泉郷の加工所で約120㌔を漬け込むため、会員3人が温かい日が差す穏やかな陽気の中で「お菜洗い」を行った。
会員の畑で栽培し持ち寄った野沢菜は「ことしは暑かった影響でやや丈が短い」としながらも、大きなおけに水をたたえ丁寧に洗っていた。
漬け方については「いろいろなものを入れるのは邪道。野沢菜漬けのもとと塩だけで他は何も使わない、本来のシンプルな漬け方。材料から製品まですべて手づくりです」と話した。
大北地域の初冬の風物詩といわれるお菜洗いは、同会では今月中旬から始まって12月初旬まで行われ、消費者からの委託分と同会の販売分を合わせ約550㌔を漬けるという。
白馬村新田 広場整地と苗木植栽 住民憩いの広場づくり
 白馬村の新田地区で、地域住民の憩いの広場づくりが進んでいる。昔から地域の信仰の地として親しまれていた山林や原野約1㌶余が昨年、地区の地権者から同地区へ寄贈されたのを機に、住民総意のもと、憩いの広場づくりを決定。県の元気づくり支援金の助成を受け、事業に着手した。来春の完成を前にこのほど、広場の整地と苗木の植栽などが行われ、作業に汗を流した。
 憩いの広場として整備されているのは、集落入り口の鯉池・伝行山と呼ばれる地籍。鯉池は以前、コイやフナ、メダカが生息し、ホタルが乱舞する自然豊かな地だった。荒廃していた池周辺の水路整備と周辺の埋め立て整備で美しく魅力的な景観形成をはかっている。
ぬかくどご飯に舌鼓 金の鈴生産組合収穫祭 池田町
 池田町を中心とした農家でつくる「金の鈴生産組合」(袖山光代組合長)は26日、「秋の収穫感謝祭」を町商店街のスペース・ゼロで開いた。恒例の農産物直売所「金の鈴朝市に」に合わせ、昔ながらのかま「ぬかくど」で炊いた新米や、豚汁などを来場者に振る舞い、地元農産物の魅力をアピールした。
かつての食文化再生に取り組む、臼井健二さんの協力で、もみ殻を燃料に使うかまを用意した。炊きたてのコシヒカリのおにぎりや、自家製みそと地元野菜をふんだんに使った豚汁に、来場者は「炊飯器と違い、甘みをより感じる」「懐かしくて、おいしい」と舌鼓を打っていた。
インフルエンザに備え 白馬村健学塾の学習会
 白馬村のNPO法人・地域健康づくり支援研究所「健学塾」(仲学代表)は23日、同塾が管理する白馬町の地域交流施設「あいんち」で、大町病院との共同開催で健康学習会を開いた。
 市立大町総合病院の副院長で、内科専門医・感染制御医の新津義文氏が講師を務め「インフルエンザに備えよう」をテーマに講演。利用者の高齢者ら多数が参加して、季節性のインフルエンザのまん延する時期に、病気に対する正しい基礎知識について理解を深めた。
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