2010年12月3日(金)付


小谷村 47万人維持目指す スキー離れ時代の入り込み
 スキーシーズンを目前に控え、小谷村は今シーズンの村内スキー場の入り込み目標値に、前シーズン同様の47万人を掲げた。加速するスキー離れに加え経済不況のなか、スキー来村者はピーク時の3分の1にまで落ち込んでいる。日本スキー発祥100周年の節目の年であっても、誘客につなげる有効策の糸口すら見いだせない状況ととらえる村内観光関係者も少なくない。村は、あらたな客層獲得につながる取り組みなどを進めるなか「前年数値の維持」を目指す。
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12月の一覧
家庭の防犯呼びかけ 大町署年末特別警戒始まる
 犯罪が増えやすくなる年末を迎え1日、「年末特別警戒」が始まった。大町署では、大町署と大北防犯協会連合会(会長=牛越徹大町市長)合同の防犯パトロール出発式が行われた。大北地域5市町村の防犯協会員や署員らが青色回転灯パトロールカーやパトカー22台で地域の巡回、防犯の呼びかけに出発。各家庭の防犯対策や警戒を呼びかけた。
昨年12月中、県内では1313件の刑法犯罪が発生。一昨年に比べ、199件減少となった。年末特別警戒期間中は「年の暮れ みんなでつくろう 安心の街」をスローガンに、11日から始まる「年末の交通安全運動」とともに31日まで防犯を呼びかける。
ことし大町市で強盗事件が3件発生したこともあり、金融機関やコンビニエンスストアなどの強盗事件の防止や街頭犯罪などの抑止、交通死亡事故の抑止に重点を置き活動を展開する。
ばち納め演奏会5日に 源流美麻太鼓市で
 大町市美麻の源流美麻太鼓(合津富吉会長)は5日午前11時から、ばち納め演奏会を美麻市(いち)開催中のぽかぽかランド美遊で開く。小学1年生から中学2年生までのメンバー17人は、応援してくれた地域の住民に感謝の気持ちを込めて、一年の活動の締めくくりの演奏に向けて練習を重ねている。
美麻支所で行っている練習では、子どもたちは元気な声や体全体を使ったばちさばきで動きをそろえていた。本番では、「まつり」「勇み駒」「源流暴れ打ち」「JAPAN」など8曲を演奏予定。
祭りや自然の風景 かたせで中村さん写真展 池田町
 池田町会染の「手打そばかたせ」(片瀬登美男店主)で1日から、松本市の写真家・中村徹さんの作品展が開かれている。県内外で撮影した、地域伝統の祭りや自然風景9点を展示している。
作品はひょっとこや獅子が舞う上高井郡高山村の秋祭りや浅間温泉のたいまつ祭りなど、小布施町や岐阜県古川のキツネ祭りでは、顔にひげを描いた外国人や子どもたちの、にこやかな表情がとらえられている。
バス停以外でも乗降 ふれあい号に「フリー区間」 来年度から
 大町市は来年度から、大町市民バス「ふれあい号」にフリー乗降区間を導入する方針を固めた。利用者の利便性を向上させ利用者増につなげる。このほど開いた地域公共交通会議での協議を踏まえ、実施に向けて準備を進めている。
フリー乗降区間は、決められた停留所以外での乗り降りを可能にすることで、路線沿いの自宅からバス停までの距離が離れている場合でも負担が少なく乗れる。乗車時は手を挙げて、降車時はボタンで運転手に意思を伝える。対象区間は3ケタ県道や市道などの一部で、路線や注意点を時刻表などで周知する予定。
安全を確保するため、区間は交通量の多い国道や主要県道・市道、市街地を除き、交差点や横断歩道付近なども停車できない。車両後部には停車する場合がある旨を掲示し、追突事故を防ぐ。
市民バスの利用者は60歳以上が7割を占めるなど高齢者が多く、7月に実施した利用者アンケートでも停留所に関する要望があったことや9月議会でも提案があったことなどから、警察や関係機関と調整し、導入に及んだ。
そばがらで草木染 子ども探検隊どーよ
 大町市平公民館(傳刀孝男館長)の伝統文化こども教室「そばづくり子ども探検隊『ど〜よ』」はこのほど、そばがらを使った「草木染」を体験した。同探検隊の活動目標のひとつ「無駄のないソバを知る」からそばがらの使い道を学んだ。
同館長の傳刀隊長は染色後に、ソバの花と「ど〜よ」の文字が白抜きで現れるようのり付けした綿のハンカチを用意。周囲の模様は子どもたちに任せようと、ビー玉を包み込み輪ゴムで留める「絞り染め」を体験させた。
ハンカチをそばがらの煮出し汁の染料につけ水洗いする作業を数回行い好みの色に染めた。鉄媒染を選択し、きれいなグレーに染めあげた。