懐かしい四ッ谷駅看板 40年余ぶり白馬駅に展示
 JR白馬駅(赤羽裕文駅長)待合室に、同駅前身だった信濃四ッ谷駅当時に掲げられていた駅名看板が展示され関心を集めている。白馬駅に改称された昭和43年(1968)まで少なくとも、半世紀以上にわたり存在感を示してきた駅の顔に、当時を懐かしむ住民の姿が見られる。
 駅名看板は、横1b50a、縦70aのケヤキの一枚板が使われ、流れるような文字が彫られ、駅名が深緑に着色されている。看板裏には、地域が一層栄えることを祈念する「祈 弥栄」の文字。昭和35年初冬と記され、署名から当時の太田新助白馬村長が揮毫(きごう)したと見られる。
B級グルメ味わう 父ちゃんの料理教室 小谷村
 小谷村社会福祉協議会は29日、同村福祉センターせせらぎで「父ちゃんの料理教室」を開いた。テーマは「小谷のB級グルメを作ろう」。村内の60歳以上の男性10人余が参加して、地場産野菜をふんだんに使ったアイデア料理に挑戦した。
 B級グルメは通常、ぜいたくでなく、安価で日常的に食される庶民的な食べ物をさす。教室では旬素材の大根に着目し、栄養も考えた「大根とサバ缶のみそ煮」を作った。じっくりとゆで上げた大ぶりの大根に、サバ缶とみそ、調味料を加えて味付け。いつもは細かく調味料の分量をしっかりと量るが、今回はすべて「適量」として、B級らしさを強調した。
てるみん・ふーみん屋外時計 池田町商工会が寄贈
 池田町商工会(矢崎昭和会長)は3日、創立と商工会法施行50周年を記念し、町のシンボルをあしらった「てるみん・ふーみん屋外時計」を町に寄贈した。多くの住民に親しんでもらおうと、人通りが多い町役場入り口の三角地に設置した。
 時計は、直径約70aの文字盤が両面についた電波時計で、既存の街灯の支柱に設置された。てるてる坊主をモチーフにしたキャラ「てるみん」「ふーみん」のプレートも、2本の支柱にそれぞれ取り付けられた。
 キャラクターは平成14年に、町商工会が中心となり地域のブランド化推進を図る、CI事業の一環で全国からの応募作品のなかから選ばれた。
山岳文化と情報発信を 基本協定書の調印式 山岳図書資料館
 市立大町山岳博物館(宮野典夫館長)に来年度建設を予定している山岳資料を集めた「(仮称)山岳図書資料館」建設にかかる基本協定書の調印式が3日、大町市役所で行われた。県山岳協会(宮本義彦会長)と大町市が協定書に調印。今後、具体的な協議に入っていく。
 同館が来年創立60周年を迎えることや同協会が創立50周年を迎えることから県山岳協会の申し出から、記念事業として実施。建物は同館北側に建設予定で、鉄骨2階建て、延べ床面積約165平方b。最大約3万点の図書資料を蔵書可能で、検索用パソコンや空調などを完備する。登攀(とうはん)記録を中心に、初登頂に関する登山計画書や地図、映像など多岐にわたる資料を所蔵予定。
子どもたち作品展示 市内学校展始まる いーずら
 大町市仁科町のギャラリーいーずらで3日、市内学校展が始まった。来年2月末までかけて、市内小中高校12校や美術部の児童、生徒作品を展示し、子どもたちの学校生活での活動を見て取ることができる。初回は大町北高校生徒による立体造形や書を展示した作品展が開かれている。
 大町北高校の生徒たちが細部までこだわって紙粘土で制作したケーキやハンバーガーなどの「食品サンプル」、段ボールや新聞紙を切り張りした個性的な帽子などの立体造形、半紙に古典で学んだ仮名の習字や絵手紙など166点が展示されている。同校の展示は6日まで。

2010年12月4日(土)付

「牛缶」で図書14冊 高瀬中ボラ委が社協に
 池田町の高瀬中学校生徒会ボランティア委員会は2日、子育て支援を扱った図書14冊を、池田町社会福祉協議会に寄贈した。4月から牛乳パックと空き缶を集める、リサイクル活動「牛缶」に取り組み、収益金2万989円を社会福祉に役立てようと購入費に充てた。
 「牛缶」は同校で10年以上続く伝統。校内に月1回設けられた回収箱で、全校生徒や教諭が持ち寄ったリサイクル品を集め、地元企業に売却。町社協の希望で、へネシー澄子著「子を愛せない母 母を拒否する子」を購入した。ことしはパック120`、アルミ缶2万個が集まった。

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