2010年12月5日(日)付


昔ながらの森林学ぶ 育てる会 原木切り出し林業体験
 大町市八坂で山村留学を行う(財)育てる会八坂美麻学園は4日、林業体験を開いた。山留生や一般参加の子どもたちなど約40人が、炭やキノコの駒うちに使う原木を切り出す作業を通して、昔ながらの林業の大切さに触れた。
地元で林業に取り組む山仕事創造舎のメンバーが講師を務め、子どもたちに枝の切り方や幹の倒し方などを指導。木を切り出して森を大切にする意味などを伝えた。
子どもたちは、八坂地区と美麻地区の境目付近にある女犬(めいぬ)原で、原野に生えるナラやサルスベリ、サクラなどの木を伐採。のこぎりやなたなどを使い、幹を倒して枝を払う作業を実践した。木を倒す角度や枝の払い方など、プロに習いながら身に着けていった。
松川の少年団に奨励賞 全日本剣道連 長年の貢献評価
 松川村の剣道スポーツ少年団がこのほど、全日本剣道連盟から少年剣道教育奨励賞を受賞した。長年にわたって少年少女の剣道指導に努め、家庭、学校教育、剣道の普及、発展など地域社会への貢献が評価された。
同団は昭和32年に前身となる「松川村柔剣道愛好会」が発足。昭和42年に現在の形式に独立した。県内でも有数の53年の古い歴史をもち、同団出身者がともに稽古に励んだり、指導者となり子どもたちへ指導も行っている。同賞は、大北地区や県連盟の推薦を経て受賞した。
現在は村内の保育園児から中学生まで13人が、松川小学校やグリーンワークまつかわで週2回練習し、月に1度は大北地域合同の稽古を積む。「繰り返し、繰り返しの練習が大切」といい、子どもたちは素振りなど威勢の良い声をあげて練習に取り組んでいる。
新年のお札清め配布 池田町 八幡神社で頒布始め祭
池田町の八幡神社で2日、新年のお札を清め、頒布する行事「頒布始め祭」が開かれた。池田、会染の各地区から、氏子ら代表者約30人が参列し、来年1年間の住民の無病息災などを願って、各家庭に配る札を受け取った。
本殿では、平林秀文宮司らが祝詞をあげ、伊勢神宮の札2000枚と各神社の札2000枚、合わせて4000枚をおはらいした。
平林宮司は「日本人に親しまれた伝統行事。新しいお札を祭り、すがすがしい気持ちで、正月を迎えてもらえれば」と話した。
アイデア料理に感嘆 白馬 一日だけのレストラン
 (社)全日本司厨士協会北アルプス支部は3日、白馬村八方の「白馬ホテル扇屋」を会場に「第10回アルプスの料理人たちによる1日だけのレストラン」を開いた。大北地域で活躍する西洋料理人が一堂に会し、それぞれの技術とアイデアを競い合いながら、この日しか食べられない限定スペシャルメニューでもてなした。
 来年はスキー発祥100周年や、白馬村と友好都市提携を結んでいる、オーストリアのレッヒ村との友好提携20年を迎えることから、プレイベントとしてオーストリアにちなんだ、宮廷料理と伝統料理を中心としたメニューが提供された。
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