2010年12月11日(土)付
立山黒部広域圏 魅力の観光地担い手 地域密着型人材を養成 (社)日本観光協会と大町市・富山県立山町などでつくる立山黒部アルペンルート広域観光圏は10日、地域密着型観光人材養成研修会を大町市役所で開いた。魅力ある観光地となるための担い手づくりをめざし、まちづくりと観光が一体となった組織づくりについて学んだ。 近年、旅先の人や組織が地域資源を生かした集客・交流サービスを行う「着地型」と呼ばれる観光商品が注目される中、その受け皿の仕組みが模索されている。 |
北ア山ろくスキーシーズン 47、五竜、栂池オープン 大北地域のスキー場のトップを切って、白馬村の白馬47スキー場と白馬五竜スキー場、小谷村の栂池スキー場が10日、今季の営業を開始。北アルプス山ろくのスキーシーズンが幕開けした。オープンを待ちかねたスキーヤーやスノーボーダーらが早朝から多数訪れ、初滑りを楽しんでいる。 47スキー場はルート4のコース、白馬五竜スキー場はアルプス平ゲレンデパノラマコース、栂池スキー場はハンノキコースを開放した。前日にまとまった降雪に恵まれ、各スキー場とも40〜50aの積雪量があり、スキー・スノーボードを楽しむには十分のコンディションという。圧雪されてキュキュッと締まるバージンパウダーの雪の感触を確かめながら、ゲレンデに思い思いのシュプールを描いていた。 |
ひと足早くXマス 常盤公民館ともだち広場 大町市常盤公民館(高橋敬治館長)の未就園親子教室「ともだち広場」は8日、クリスマス会を開いた。隣接するあすなろ保育園児の発表やサンタクロースの登場、おやつにイチゴのショートケーキを味わうなど、ひと足早いクリスマス気分を満喫した。 会場の同公民館講堂には、クリスマスツリーなどが飾り付けられ、親子で制作したベルも壁面に並んだ。 ことし最後の活動に40組の親子が参加。年中児の発表ではお兄ちゃんおねえちゃんの踊りに合わせ、リズムをとるかわいらしい姿が見られた。 鈴の音とともにおもちゃを持ったサンタクロースが登場すると、大喜びの子もいれば母親にしがみつく子も。ひとりずつ名前を呼ばれると「ありがとう」とサンタさんからのプレゼントを大事に抱えていた。 |
三世代交流わら細工 大町地区社協 正月控えもみのき保育園で 大町市の大町地区社会福祉協議会(鷲澤徳司会長)は9日、大町市東中原町のもみのき保育園(中村祐子園長)で、三世代交流のわら細工教室を開いた。年中、年長園児と同協議会理事や地域住民、保護者ら約50人が目前の正月を控え、おやすなどしめ飾りをつくった。保育園での生活などの話をしながら交流を楽しんだ。 交流事業は、幼いころから伝統を知り、後世に受け継いでもらおうと開いている。三世代交流事業の一環として10年ほど前から、市内の保育園を順にまわっている。 大町市老人クラブ連合会・わら工芸部会会員に指導を受けて、門松などに飾る一対のおやす(わんこ)と輪飾りを作った。園児たちは「できたよ」「みて、みて」としめ飾りの出来栄えに満足の様子だった。年少園児もわら細工づくりを見学し、関心を寄せていた。 |
劇や音楽成果披露 松川村 子どもプラン初発表会 松川村教育委員会は8日、放課後を利用した小学生の活動の場「子どもプラン」による、初めての発表会をすずの音ホール開いた。児童クラブと子ども教室の児童が、家族や住民が見守るなか、劇や音楽など日ごろの活動の成果を披露した。 ステージでは子ども教室から、住民スタッフを講師に継続体験に取り組む3年生以上の児童が、バンド演奏や演劇「白雪姫」などを公演。茶道を学ぶ子どもたちが、ステージ上で作法を発表したあと、来場者に茶を振る舞った。 |
伝統技術次世代に 老連わら工芸部門松寄贈 大町市 大町市老人クラブ連合会のわら工芸部会会員は10日、市役所に門松一対を寄贈した。わら工芸の技術を次の世代へ引き継ぎたいと願いを込めて、正月の縁起物を多くの市民が訪れる市役所入り口に飾った。 門松は高さ2b近い立派な大きさで、市川喜代志部会長(87)の実家のある安曇野市豊科田沢の山中から求めた孟宗竹に松や梅の枝、造花などをあしらい、めでたい松竹梅がそろった。昔ながらの決まりにそって、7・5・3の奇数にあやかった枝などの配置や、結び目でつくる花なども雰囲気を出している。 門松の寄贈は8年目。市民の健康と交通安全、火災予防を願って、毎年行われている。 |
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