2010年12月12日(日)付


受講生一堂 初の大会 アルプス囲碁村推進協
 大町市のアルプス囲碁村推進協議会(日下久生会長)が主催する子ども囲碁教室の受講生が一堂に会した初の囲碁大会が11日、市内のアルプス囲碁村会館で開かれた。園児から高校生まで約30人が参加。真剣なまなざしで碁盤に向かい合い、日ごろの学習成果を発揮していた。
 段位者、級位者、初心者に分かれ争われた。普段は同じ教室に通う仲間との対戦もあったが、対局開始とともに笑みは消え、勝利に向けた慎重な一手を放っていた。
 対局後は、同協議会メンバーや、子ども囲碁教室講師を務める日本棋院大町支部会員、受講生と保護者によるやきそばを囲んだ交流会も行われた。
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12月の一覧
148号冬期走行注意 初の県境合同交通指導所 大町、糸魚川署
 大町署と新潟県糸魚川署などによる初の県境合同交通指導所が10日、冬期間に重大事故発生が相次ぐ国道148号上に開設された。小谷村北小谷の道の駅前に指導所が設けられた。大町、糸魚川両地区の交通安全協会関係者ら約30人が参加し、交通事故啓発メッセージにちなんだ両県特産品をドライバーに手渡しながら、早めのタイヤチェーン装着など冬期間の安全走行を呼びかけた。
 大町署は「信州大北産リンゴを食べてマナーアップル」、糸魚川署は「ここは塩の道、ベルトを締めて安全運転しよ(しお)」のメッセージに合わせ、それぞれリンゴと塩を用意した。
 参加者たちは、「スリップ事故も多くなるので安全運転を」などと声をかけながら、リンゴと塩が入った200セットを運転手に配っていった。
部活成果二次元展いーずらで
 大町市の大町高校、大町北高校、白馬村の白馬高校の美術部員による「第35回二次元展」が13日まで、同市仁科町のギャラリーいーずらで開かれている。昨年より10点ほど多い、64点の油絵やデッサン、水彩、アクリル画などを展示し、放課後の部活動で取り組んだ作品を発表している。
作品は、抽象的なデザインや水彩の柔らかさを際立たせた作品、オリジナルのキャラクターを描いたイラストレーションも多く並んだ。初めて油絵に挑戦したという生徒の作品もあり、生徒たちの思いが見ごたえある作品として表現されている。
大町市 信州DCで案内好評 観光ボランティアの会
 大町市内を訪れた観光客を、街なかを中心に案内する「大町市観光ボランティアの会」(窪田英雄会長)の信州デスティネーションキャンペーン(DC)期間中に行っている観光案内が好評だ。10月1日のDC開始以来、約1300人に観光案内を実施。同市PRの一翼を担っている。
JR大糸線を走る新型リゾートトレイン「リゾートビューふるさと」や特急バスなどを利用して同市を訪れる観光客に、塩の道博物館や創舎わちがい、いーずら特産館などを歴史的背景や地元住民ならではの話を織り交ぜながら案内。DCを機に、制服も緑色から黄色に一新して気持ちも新たに観光案内に取り組んでいる。
劇や遊戯伸び伸び披露 小谷村保育園で発表会
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長、園児65人)で7日、「劇発表会」が開かれた。表現活動の一環として園児が秋から練習してきた劇や遊戯を伸び伸びと披露した。
 全園児のうた「うたえバンバン」で、にぎやかに開幕。年少児から年長児まで、年齢別に1クラスしかない小規模の保育園ながら「今日は全員が主役」の心意気で、力を合わせて感動の舞台を作り上げた。
 せりふを忘れて戸惑うなど、思わぬハプニングもあったが、友だち同士でせりふを教え合ったりアドリブを入れるなどして、元気いっぱいに演技。保護者や地域住民らの多数の観客の前でやり遂げた達成感を感じていたようすだった。
ミニ門松で正月彩る 伝統継承 常盤公民館で講座
 大町市常盤公民館(高橋敬治館長)で11日、ミニ門松づくり講座が開かれた。お手製門松で正月を彩りたいと市内から約20人が参加し、伝統文化を体感しながら制作に打ち込んだ。同講座は伝統文化伝承を目的にことしで4回目を迎えた。
 仁科町の小松造園代表の小松弘さんが講師を務めた。土台となる缶にワラを均等に巻きつけて編み込み、竹や南天、センスを飾り付けるなど、高さ60aの本格的な門松を作り上げていった。
 参加者のほとんどが初挑戦。ワラの編み込みや荒縄の垣根結びなど慣れない作業の連続に「難しい、意外と力がいるものですね」などと額に汗する参加者もいた。