2010年12月19日(日)付
米粉でおからこ 小谷村 地域の伝統食文化学ぶ 小谷村の中土観光交流センターやまつばきで15日、「第4回おたり食実践塾」(小谷村の食と農を考える集い主催・横澤かつ子代表)が開かれた。用途の広がりの可能性が注目を集めている米粉で伝統食の「おからこ」を作り、地域の食文化について学びを深めた。 おからこは、水に浸した生米をつき砕いて団子にした食べ物。十五夜や赤ん坊のお宮参り、家移り、庚申様信仰の供物など、祝いの場で作られることが多いという。 最初に臼ときねで米の粉を作ることから体験した。前日に水に浸した米の水気を切って臼に入れ、きねですりつぶすようについていった。ふるいにかけて、残った米をさらについていくと、市販でもなじみのサラサラした感触の米粉が出来上がった。米粉の香り高さに驚きの声があがった。 |
ツアー商品化白馬視察 中国の錦江国際旅行社 中国北京の最大手旅行社「錦江(ジンジャン)国際旅行社」の関係者が、白馬村のスキー旅行を目的としたツアー商品化のため、このほど同村を視察に訪れた。中国人観光客の誘致をはかる一環として、白馬村のインバウンド専門委員会が立ち上げたプロジェクトの一つ。 先月末、中国北京で観光商談会を開催した際、参加した同社が高い関心を寄せ、今シーズン1月からのツアー実現をめざし下見に訪れた。中国では10年ほど前からスキー人気が急速に高まっており、日本へのツアーも年々増加しているが、白馬をメーンとしたツアーが企画されるのは初めてという。 今回来日したのは同社のリー・シャオ・イン社長ほか幹部社員2人。一行は白馬村の八方尾根スキー場、白馬五竜スキー場、白馬47スキー場を訪れ、施設や周辺観光資源を見て回った。 |
信金白馬30周年感謝デー 白馬村の松本信用金庫白馬支店が、同村に開設されてから30周年の節目を迎え、15、16の両日、同店で「30周年記念感謝デー」が開かれた。これまでの支援に感謝を込め、行員が一丸となってイベントを企画。初日から多数の来場者でにぎわった。 店内にはプレゼントコーナーや休憩コーナーが設けられ、そろいのはっぴ姿の行員たちは、真心込めて接客にあたった。来場者にはもれなくクリスマスにちなんだプレゼントが贈呈され、来場者はアイデアあふれる参加型のイベントで、ひと足早いクリスマス気分を楽しんでいた。 |
入院生活に季節の彩り 大町病院Xマスコンサート 大町市の市立大町総合病院は16日、入院患者を対象にした「クリスマスコンサート」を同病院大会議室で開いた。大町めぐみ教会合唱サークルが讃美歌などを披露し、患者らは季節の行事を楽しんだ。 合唱サークルのメンバーたちは、「きよしこの夜」や「もろびとこぞりて」などの讃美歌を、ギターやキーボードの伴奏で歌った。聖書の一節を朗読し、キリストの誕生日とされるクリスマスのいわれなどを紹介した。 メンバーの一人は「病院で讃美歌を歌う機会に感謝したい。私の家族もお世話になった。皆さんも力を得て、元気に向けて歩んでください」と話した。 会場は金モールやイルミネーションが飾られたツリーで彩られ、クリスマス気分を盛り上げた。入院患者を中心とした約60人が訪れ、季節の行事でひと時を楽しんだ。 |
松川に感謝の音色 響岳太鼓ばち納め演奏会 松川村の信濃国松川響岳太鼓(茅野英太郎会長)のばち納め演奏会「心の響」2010が18日、同村すずの音ホールで開かれた。小学生から大人までの総勢約40人のメンバーが、日ごろから響岳太鼓活動に理解を示す村民らに対して、感謝の気持ちを込めた心揺さぶる勇壮な和太鼓の音色を響かせた。3回行った公演はいずれも満席となり盛況だった。 メンバーは、コンクール課題曲から「月の下で」「炎」などオリジナル曲まで20曲ほどを披露した。威勢の良い掛け声とともに、精かんな顔立ちから振り下ろされるばち。躍動感あふれる演奏で来場者を魅了した。 |
古布やおやつ寄贈 カトレヤとれんげ荘慰問 平地区社協 大町市の平地区社会福祉協議会(西澤清会長)は16日、地区内の福祉施設であるデイサービスセンターカトレヤと救護施設れんげ荘を慰問し、古布やおやつなどを寄贈した。 両施設には西澤会長と駒澤安正副会長が訪れ、カトレヤでは会員が手作りしたぞうきん約150枚や切り布、タオルや慰問金を、れんげ荘では、クリスマスを前にプリンやババロアなどの菓子110個を贈った。 慰問は地域でお世話になっている施設に感謝の気持ちを伝えようと毎年実施。同会は12月から新体制となり、西澤会長はじめ新役員が就任した。新役員の顔見せも合わせ、訪問した。 |
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