2010年12月29日(水)付


福祉施設に車いす寄贈 全校協力アルミ缶回収で 大町南小
 大町市常盤の大町南小学校(北澤佳伸校長、413人)の児童会ボランティア委員会は28日、空き缶回収で購入した車いすを、養護老人ホーム銀松苑(れんげ福祉会)に寄贈した。お年寄りの役に立ちたいと、全校児童が目標を持って取り組んできた活動が実を結んだ。
同校ではこれまで児童会資金に充てていたアルミ缶回収を目標を持って活動しようと、初めて地域の福祉施設への寄贈を決めた。4月から全校児童に募って回収作業に取り組んできた。
毎週放送などを通じて目標達成を呼びかけ、児童たちは缶を家から持ち寄った。多い週には1回で2000個以上集まる時もあった。12月24日までに計4万個の回収を達成し、車いすの購入を実現した。
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12月の一覧
官公庁仕事納め 大掃除と門松で正月の装い
大北5市町村の官公庁は仕事納めの28日、ことしの業務を終了した。それぞれ「御用納め」の式典を開いてことし1年間を振り返り、職員たちがよりよい新年に向けて気持ちを新たにした。いずれも業務再開は1月4日。
松川村役場では、職員が大掃除に汗を流し、1年間にたまったあか≠洗い落としていった。村民2人から寄贈されたしめ縄と門松が正面玄関に飾られ、正月の装いとなった。
かさ地蔵さい銭寄付 白馬町の活性化推進委
 白馬村の白馬町活性化推進委員会(新沢恵委員長)は24日、現金3万3333円を白馬村に寄付した。同会建立の六地蔵「木流かさ地蔵」のさい銭箱にことし1年間に寄せられた全額で、新沢委員長は「地域活性化への願いが込められた地蔵に寄せられた多くの善意。村の福祉充実のために役立ててもらいたい」と話す。
 同会寄付は、地蔵建立をきっかけに、昨年に引き続き2回目。ことしは3万3333円と数字がそろい同会メンバーは「縁起が良い」と驚きの表情を浮かべている。
 同会は白馬町地区の活性化に向けた事業に取り組む住民組織。木流かさ地蔵は、地域のにぎわいにつながる新名所として昨年5月、JR白馬駅東側公園内に建立した。北アルプスを背景に豊かな表情見せる地蔵に地元住民はじめ観光客らも足を運ぶようになってきている。
記憶に残る楽しさを 白馬47スキー場イベント
 白馬村の白馬47スキー場は今シーズン、利用者に日ごろの感謝を込めて、幅広い年齢層に楽しいひとときを過ごしてもらおうと「来場者の記憶に残る楽しさを届けよう」を合言葉に、さまざまな定期イベントを展開する。25日は初イベントとなる手作りスープの振る舞い「あったかいね」イベントが開かれた。
 毎週土曜日の午後2時半から地場野菜をふんだんに使った手作りスープを無料で提供する催し。手作りスープは週替わりで、シチューや豚汁、ミネストローネなど、具だくさん。「小腹を満たし、心も体も温まる」と毎年の恒例イベントとして人気も高く、初回から長蛇の列ができた。
適切な天候判断を 年末年始登山口に相談所 大町署と遭対協
 大町警察署と北アルプス北部遭難対策協議会は28日、管内の登山口など6か所に登山相談所を設置した。年末年始を中心に県内外から多くの登山客が訪れる時期に合わせ、遭難防止を呼びかける。年末に向けて天候の崩れが予想され、「適切な天候判断を」と注意を促している。
相談所は31日まで、JR信濃大町駅、JR白馬駅、七倉、五竜ゴンドラ駅、白馬八方ゴンドラ駅、栂池ゴンドラ駅前に設置。北ア遭対協会員が交代で、登山計画書の提出を受け登山指導などを実施する。
年末年始には仕事納めを終えた社会人や、「初日の出登山」などを目指す入山が相次ぐ。昨年は7日間で150人から200人ほどが相談所を訪れた。ことしはこれから荒天が予想されているため、例年より少なく昨年並みが予想される。