2010年12月30日(木)付

国営公園は雪景色 年末年始も体験イベント
先週末からの降雪で、国営アルプスあづみの公園大町・松川地区も雪景色に白く染まった。インフォメーションセンター前の広場には竹細工の正月飾りが飾られ、年末年始の来場者を迎える。
正月飾りは、孟宗竹や竹細工の玉など、和の雰囲気の飾りを広場のボックスに飾った。正月飾りは7日まで。年末年始は31、1の両日と、定休となる月曜日の3日が閉園。成人の日の10日は開園、11日が休園日となる。
同公園は冬期、雪の中で遊べる公園が特徴で、積雪時はスノーシューや歩くスキー、そり遊びなどのメニューを予定している。1月29日からの「真冬のイルミネーション」を控え、本格的な冬シーズンを迎える。雪が積る中で、森林散策で動物の足跡なども楽しめそうだ。

氷見寒ブリ店頭に

 年の瀬も押し迫った29日、大町市九日町の一木宮坂商店では、前夜に届いた天然寒ブリが店頭に並んだ=写真。大みそかの年とり料理に欠かせない縁起物。富山県氷見産の上質なものがそろった。宮坂陽一店主は「大変な時代で若い人はかわいそう。出世魚のブリを食べ、いい年を迎えてほしい」と話した。
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12月の一覧
洋風おせち作り学ぶ プロが指導料理教室
松川村公民館は26日、プロに学ぶ料理教室「すずの音クッキング」をすずの音ホールで開いた。村内外から参加した男女約30人が、食育インストラクターの中牧美郎氏を講師に、洋風おせち作りを学んだ。
フランスで祝い事などに食べられる、チーズやワインなど西洋ならではの食材を、ふんだんに使った家庭料理を紹介。ローストビーフやエビのゼリー寄せなど、12種類34品を一皿に盛り付けた。
受講者たちは、中牧さんが紹介する見慣れぬ料理を、興味深そうに見ながら調理。色とりどりの豪華なメニューが皿の上に並ぶと、「おいしそう」と喜びの声をあげていた。
今年最後窯火入れ 相道寺焼 新年2日に披露 池田町
 池田町の相道寺焼(宮沢菊男窯元)は29日朝、ことし最後の火入れを行った。宮沢窯元や町内保育園児の卒園記念陶芸、県内の陶芸愛好家の作品など約200点が窯に入れられ、本焼きが始まった。新年の1月2日に窯出しが行われ、作品が披露される。
火入れ前、窯の前にはことし陶芸教室で生徒が作った作品や愛好家の器やおちょこ、花器などが並べられた。
良質ゲレンデ滑走 栂池ちびっ子スキー教室
 小谷村の栂池スキー学校(伊藤金夫校長)で26日、村内の園児から小学2年生までを対象とした「栂池ちびっ子スキー教室」が開講した。小さな子どもたちのレッスンはゆるやかな初心者向けの斜面のある山ろくのゲレンデが中心のため、下部のゲレンデが全面滑走となる時期を待って行われている。
 今シーズンは51人の子どもたちが入校。生まれて初めてスキーを履く年少組の3歳児や、2年目、3年目を迎える子どもたちはそれぞれ、3月末までの毎週土日と冬休みや春休みの期間、スキー学校のコーチの指導のもと、レベルに応じたレッスンを積んでいく。
小谷村 氷温下でうまみ増す 雪中甘藍・人参を収穫
 小谷村来馬地区の「北小谷耕作組合」と伊折地区の「伊折生産組合」で、同村の冬の特産品の越冬キャベツ「雪中甘藍(かんらん)」と「雪中人参」の収穫・出荷が始まった。収穫期を真冬に合わせて育て、雪から掘り出して収穫される同村の冬の特産品。真っ白い雪の中から、氷温下に保たれてうまみが増した野菜が、みずみずしい姿をあらわしている。