絶好のコースでスキー熱戦 栂池ジュニアCUP
 小谷村の栂池高原スキー場白樺コースで7日、「第15回栂池ジュニアCUP」(栂池スキー学校主催)が開かれた。同大会はこれまで、県内でシーズン最初に行われる大規模なジュニアの大会として知られていたが、今年度から11歳から12歳の選手は「JOCジュニアオリンピックカップ全国スキージュニア競技会」の選手選考を兼ねる大会となった。
 県予選は県内5か所で開催され、それぞれの大会で上位入賞者にポイントを与えるポイント制を採用。総合ポイントの上位数名が3月に北海道で行われる全国への出場権を得る。第1戦となった栂池大会では、昨年を大幅に上回る330人が参加して、全国をめざして熱戦を繰り広げた。
年の功と若さ しのぎ ゲートボール協開幕
 大町市ゲートボール協会(川上善夫会長)の第8回冬季ゲートボールリーグ戦大会は7日、大町市運動公園屋内運動場で開幕した。20チーム120人が地域を中心にチームを組み、チームワークによる頭脳戦を繰り広げる。
 ことしは前期が2月18日まで、後期が3月14日までと総当たり360試合でしのぎを削る。参加者は65歳から93歳まで幅広く、若年者は若さで、ベテランたちは年の功の駆け引きを見せ、ポイントを重ねる。
 初日は16試合を実施。昨年優勝の借馬チームと準優勝の館之内チームの対戦などもあり、初日から熱戦が繰り広げられた。
おんべ焼きで無病息災 各地で小正月の伝統行事

 正月に飾った縁起物を燃やし無病息災などを願う伝統行事「おんべ焼き」「三九郎」「どんと焼き」が大北各地で行われ、小正月を前にした連休初日の8日にピークを迎えた。
 大町市常盤の西山子ども会育成会(松沢繁一会長)では同日、新年の多幸を授けるとされる「歳神様」のより代である門松やしめ縄、だるまなどを子どもたちが地域の家庭から集め、田んぼにおんべが積み上げられた。訪れた住民や子どもたちが、燃え盛る炎に今年の健康や活躍を祈願した。
ことし一年の活動願う 老人陶芸の家が初窯出し

 大町市東町の老人協働集会施設「大町市老人陶芸の家」(腰山馨会長会長、会員40人)は8日、恒例の初窯出しを行った。末広がりの「八」の日に、年を越して焼き上がった作品を披露しあい、1年間の健康と創作を祈念した。
 窯から出された食器や一輪挿し、干支(えと)にちなんだうさぎの置物など、会員がこの日に向けて作り、27日に窯入れして焼き上げた作品約200点が机の上に並べられた。会員らは自分の作品の出来上がりや互いの作品を眺めて評価し合った。

2011年1月9日(日)付

宿泊客おやき作り くろよんロイヤル伝統体験
 大町市平日向山高原のくろよんロイヤルホテルで6日、宿泊客を対象にした「おやき作り体験」が開かれ人気を集めた。地元の食文化にふれてもらおうと初めて開催したもので、中京方面からのツアーで連泊している夫婦や女性グループら17人が参加した。
 「信濃大町のつけものや」代表の曽根原叶子さんらを講師に、地粉を使って野沢菜の入ったおからやあんこの具で、1人2個のおやき作りに取り組んだ。
講師から「標高の高い土地では米がとれず、おやきは主食の一つとなっていた」「昔はいろりの周りで灰焼きをして食べた」などの話も聴きながら、粉をこねて平たく延ばし、おからやあんこを包み、両手の親指で具を押さえながら他の指で上手に丸めた。フライパンで弱火で焼き、会場には香ばしい香りが漂っていた。

正月もちつきで交流 がんばりやさん招く キッズウィル
 大町市下仲町の子育て支援NPO法人・キッズウィル(福島百子理事長)は5日、もちつきを実施した。近くのNPO法人北アルプスの風が名店街に開設する障害者共同作業所「がんばりやさん」を初めて招き、子どもたちと利用者が正月らしい行事を通して交流した。
 冬休み中の子どもたちや共同作業所の利用者、職員ら約40人が、きねと臼を使った昔ながらのもちつきを行った。職員や利用者たちがふるうきねに合わせ、見守る子どもたちが「そーれ!」と掛け声をかけ、ぺたんぺたんと次々にもちがつきあがっていった。
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