2011年1月13日(木)付
どんど焼き通訳し紹介 外国人観光客に伝統文化 15日白馬村 白馬村の白馬町活性化委員会の小正月行事「どんど焼き」が15日午後4時から、JR白馬駅東側の木流かさ地蔵周辺で開かれる。昨年は多くの外国人観光客の来場があったことから、ことしは、英語通訳による日本の伝統行事などの紹介を新たな試みとして取り入れる。地区単位ながらも、同村が進めるインバウンド(海外観光客誘致)事業に一役買う考えだ。 日本の伝統文化など紹介のほか、通訳を通じて、外国人観光客と地元住民との交流の輪拡大も図る考え。同委員会の新沢恵委員長は「(外国人観光客に)白馬の魅力を発信することで、長期滞在や何度も足を運んでもらうことにつながっていけば」と話している。 |
寒さに負けないすべり 西公園リンクで教室 大町市 大町市西公園のグラウンドを利用したスケートリンクで11日から、スケート教室(大町市体育協会、大町市スケートクラブ主催)が始まった。初日は、市内の子どもたち約40人が寒さにも負けず、氷上のウインタースポーツを楽しんだ。 |
地域で守るおんべ焼き 無病息災祈り各地で 小正月を前にした連休となった8日から10日にかけて、正月に飾った縁起物を燃やす火祭り「おんべ焼き」や「どんど焼き」、「三九郎焼き」が盛りを迎えた。自治会や子ども会育成会などを中心に、地域の住民や子どもたちが一丸となって昔ながらの伝統行事を引き継いで、松飾りやだるまを集めて積み、炎でたき上げ一年の無病息災を祈った。 |
元気に「はいっ!」 りんどう幼稚園 冬休み明け恒例かるた会 大町市平借馬のりんどう幼稚園(西澤弥恵子園長・園児58人)は12日、冬休み明け恒例の「かるた会」を年齢ごとに開いた。伝統の正月遊びを伝承するとともに、大勢で遊びながらルールを学び、言葉や文字を理解し反射神経を身につけるねらい。 年長児は3人ずつ5グループに分かれ、「なぞなぞかるた」を楽しんだ。読み手の声を聞き逃さないように集中し、「はいっ!」と勢いよく絵札に手を伸ばしていた。 園児たちは手元の札が増えるたびに笑顔を見せ、取れなかった子どもは、「次はがんばる」と闘志を見せた。競技が終わり、取れた枚数が記された担任手作りのメダルが贈られるとうれしそうにながめ、友達と見せ合っていた。 |
農具川岸植栽した花で アヤメ染め秋に商品化 大町の環境美化委 大町市のボランティアグループ「農具川環境美化委員会」(小林才一会長)は、同会が農具川の両岸に植栽したアヤメの花を使った「アヤメ染め」に取り組んでいる。大町の特産品づくりをねらいに試験を重ねており、今秋までの商品化を目指す。 「アヤメ染め」は新潟県新発田市で五十公野(いじみの)公園などのアヤメを使ったものが知られているが、全国的にはまだ少なく珍しいといわれる。 同委員会が、農具川の環境美化のために植栽してきたアヤメは1万株余にもなり、花の時期が終わったあと種子の採取も実施しているが、「何とか花を有効利用した特産品を作りたい」と昨年8月下旬、初めてアヤメ染めの試験を行った。 |
おひょっくり人気 八方尾根スキー場ゲレ食 スキー客にとって、ゲレンデのレストランやカフェなどの食事メニュー、いわゆる「ゲレ食」も楽しみの一つ。白馬村の八方尾根スキー場では地域に伝わる郷土食「おひょっくり」や地元の女性たちが作る「おふくろの味」が人気を集めている。 おひょっくりは地粉を平たく延ばし、短冊状に切ったものと地場産キノコや野菜をふんだんに使った具材を、豚肉や手羽肉からとっただし汁とこだわりの信州みそを加えて煮込んだすいとん鍋。名前の由来は、食べたときに「熱い、熱い」と口をすぼめて味わう姿がお面のひょっとこに似ていることから来ているという。スキー場の食の魅力向上をはかろうと、同スキー場の3か所のレストハウスで一昨年から提供を始めた。 |
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