2011年1月16日(日)付


エコキャップ10万個 ポリオワクチン代に寄付 白馬村観光局
 エコキャップ10万個 ポリオワクチン代に寄付 白馬村観光局 白馬村観光局が村内の6スキー場で展開していた、日本スキー発祥100周年の特別企画「白馬からの贈り物」が12日で終了した。スキー客が多く訪れる年末年始にかけ、各スキー場の窓口でエコキャップ5個持参した人に白馬村オリジナルピンバッジを進呈。半月ほどの活動で、約3万個が集まった。運動に賛同した地元の白馬南・北小学校の児童も回収に全面協力し、7万個を提供。集まったエコキャップは関係者の予想を大幅に上回る10万個にも及んだ。
 集めたエコキャップは、近くNPO法人「エコキャップ推進協会」に送り、同法人を通じて再資源化事業者に販売することで得られた利益を、発展途上国の子どもたちのポリオワクチン代として寄付する。エコキャップは400個で10円のワクチン代、800個でポリオワクチン1人分(20円)に値する。今回の運動では、130人分に相当する快挙につながった。
手作りげた箱と棚寄贈 池工お助け隊安曇養護に
 池田工業高校建築科の3年生でつくる「池工お助け隊」は14日、安曇養護学校に手作りげた箱や棚を寄贈した。生徒たちが学んだ技術を生かして地域に貢献しようと、養護学校の希望を募り製作した。
 寄贈品は、げた箱と画用紙の整理棚が各1台、個人ロッカー用の整理箱が20個。児童生徒の整理する力を磨けるよう、仕切りなどが備わっている。安全性を重視し、面取りややすりがけなど丁寧に仕上げた。
 同校は3年生の課題研究の一環で「お助け隊」が設けられ、生徒が学習の成果を生かしながら、住民からの要望を実践している。ことしは希望者11人が地域に出て、庭木の手入れや住宅の補修、町中の清掃など、奉仕活動に汗を流してきた。
 製作に携わった生徒7人が養護学校を訪れ作品を贈呈。児童らは「木でいろいろつくってくださりありがとうございました」と書いた感謝状を贈った。
伝統食凍りもち理解 かたくり 大町南小に提供
 大町市立大町南小学校(北澤佳伸校長・412人)は12日、5年生が育てたもち米をもちにする作業を、常盤須沼の農産物直売所かたくりの凍りもち部会(横山美知恵部会長)に依頼した。地域の食を知るための同校の取り組みの一環で、子どもたちが凍りもちについて理解を深めながら、プロがついた滑らかな舌触りのもちを口に運んだ。
同校は1、2月給食目標に伝統食を学ぶことを掲げている。地域の昔ながらの食「凍りもち」を子どもたちにより詳しく知ってもらい、地域住民とのかかわり、つながりも深めようと初めて企画した。
色とりどり布草履 地域伝統文化学ぶ八坂塾
大町市の八坂公民館は15日、地域の伝統文化を学ぶ講座「八坂塾」を、山村留学センターで開いた。子どもからお年寄りまで10人が、切久保地区の女性を講師に、農村ならではのわら文化を生かした、布草履作りを学んだ。
参加者は足の指にかけたひもを芯に、布団などを裂いた古布を編み込んで、色とりどりの草履を制作。お年寄りが「わら草履で学校に通った」と体験談を紹介すると、感心する声が上がった。
講座は同公民館が山留センターと連携し、地域文化を次世代に継承しようと開講。そば打ちやキノコ狩りなど、さまざまなプログラムで開き、住民や都会からの山村留学生らが参加している。
雪事故5時間通行止め 大北地方 スリップ相次ぐ 警戒さらに
 まとまった降雪と、厳しい冷え込みとなった15日朝、大北各地では、スリップ事故などが相次いだ。小谷村の国道148号では、大型車同士の正面衝突により、午前3時半から約5時間にわたり全面通行止めとなる交通障害も発生した。長野地方気象台によると16日朝にかけて北部を中心に大雪になると見られる。さらに今後1週間にわたり、曇りと降雪を繰り返す天候が予想され、大雪に対する警戒が求められている。
悪質商法の被害防止 ステッカー全戸配布

 白馬村は、悪質商法被害防止ステッカーを県とともに作成し、全戸配布する。ステッカーには「しつこい勧誘お断りします」との文字が強調され、玄関先などに掲示することで、悪質訪問業者に対する断固たる意思を示すことにつなげる。ステッカーは円形のシールになっている。
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