2011年1月21日(金)付


雪の47で自然理解 白馬高が環境学習
 白馬村の白馬高校のアルプスコースで学ぶ3年生19人は18日、同校が取り入れているコース制授業の環境学習の一環で白馬47スキー場を訪れ、野外観察学習を行った。同校の北原正宣外部講師の案内で、雪のブナ林をスノーシューで散策。郷土の自然と環境問題について理解を深めた。
 先日来の大雪で、ゲレンデに降り積もった新雪は1bを超えている。北原講師はスノーシューを履く前に、踏み跡のない雪原を長靴履きで歩けるかを生徒に問い、全員で挑戦した。道なき道は、一歩踏み出しただけでも柔らかい雪の中に腰まで埋もれてしまい、生徒は雪国の厳しさを身を持って体感した。
凍りつく清音の滝 大寒
 20日は二十四節気の一つ「大寒(だいかん)」。「小寒」から「立春」前日までの中間にあたり、暦の上では一年のうちで最も寒い時期とされている。
同日は冬型の気圧配置がやや強まり、大北地域も北部を中心に雪が舞う一日となった。最低気温は大町市で氷点下5・2度、白馬村で同4・0度だった。
大町市社松崎から八坂に通じる県道大町麻績インター千曲線沿いの「清音(きよと)の滝」は、このところ続いた冷え込みで凍りつき、高さ約6bの滝のほとんどが真っ白い氷に覆われた。中央部の黒い岩肌をわずかに水が流れ落ちている。
周囲は平年よりやや多めの積雪があるが、仁科の札所として二十一番「滝ノ入観音」(如意輪観音像)が岩壁に彫られている。古くは「仁科12景」の一つに数えられていたという。
冬の健康づくり支援 白馬村でスポーツ教室
 白馬村総合型地域スポーツクラブと村体育協会は今月から、冬の運動不足解消のため、健康運動教室を開講している。昼の部と夜の部の2部で、幅広い世代が自由に選べる3種類のスポーツ教室を開催し、健康づくりをサポートしている。 教室は健康運動指導士の有賀かおりさん、村内のダンスサークルの指導者の山里鈴子さんが指導する、冬の運動不足解消プログラム教室とヨガストレッチ教室、白馬トランポリンクラブ指導員が指導するトランポリン教室の3つ。
凍りもちとあられ作り JA大北社直売所友の会
 大町市社のJA大北社直売所で、同直売所友の会・こおりもち部会(伊藤脩司会長)恒例の凍りもち、あられ作りが行われている。19日はあられ作りが行われ、会員約20人が交代で3月の販売に向けて、手間ひまをかけてもちつきや切り出し作業をすすめた=写真。作業は今月28日まで続く。
同直売所の凍りもちづくりは、昔はどこの家庭でもつくっていた凍りもちを各家庭で手軽に食べてもらい、伝統をつないでいけるようにと始まった。ことし11年目を迎える。
商店街彩り活性化 書道やわら細工展示 旧松直店頭
 大町市九日町の旧松直呉服店の店頭で、書やわら細工などが展示されている。同店舗を借りて期間限定の着物着付け店「きもの萬手仕事等致候処・小ずく屋本舗」を開いている和裁家・小林初美さんが、空き店舗のショーウインドーを彩り商店街の活性化につなげようと飾っている。
1月前半は、市内で活躍した書道家の故・牛越和男さんの揮毫(きごう)によるびょうぶを展示。市の文化財センターから借り受けた。正月らしく演出をしようと、張り子人形なども飾り付けた。17日からはわら細工を飾っている。
さらなる発展決意 白馬商工会の賀詞交歓会

 白馬商工会(西沢信男会長)主催の平成23年新春賀詞交歓会(第12回)が19日、白馬町のレストランかしわで開かれた。村や商工団体、金融機関などの代表者ら約110人が出席し、新年の幕開けを祝うとともに、さらなる村の発展に向け団結し、決意を新たにした。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

1月の一覧