2011年1月23日(日)付


地域の魅力紹介 技術学ぶ インタープリテーション講座
 北安曇地方事務所と市町村などでつくる大北地域連携推進会議は22日、「インタープリテーション基礎講座」の初回を大町市平公民館で開いた。地域の魅力を紹介する観光ガイド・案内人などの担い手づくりを目指す。
インタープリテーションとは、自然や歴史、文化を分かりやすく人々に伝え、それらと触れ合う体験を通じて地域を理解し感動を分かち合う解説活動。地域の魅力をガイドし伝えることで、滞在型観光やリピーターにつながるとされる。
松川村 青少年育成に理解 団体、個人表彰や意見発表
 青少年の健全育成を目指す「第29回松川村青少年育成村民運動推進大会」(松川村、村青少年育成村民会議主催)が22日、同村すずの音ホールで開かれた。「伸びよう 伸ばそう 青少年」をスローガンに、作文や意見発表、事例報告、大会宣言などで、青少年の健全育成について理解を深めた。青少年健全育成に尽力した団体、個人の表彰も行われた。
小学4年生から中学3年生の児童、生徒6人が「ヘルパーになりたい」、「実家のりんご園を継ぎたい」といった「将来の夢」や訪問介護ヘルパーをしている母の仕事を見て感じたこと、子どもたちが普段感じていることなど、未来への展望を発表した。
育苗ハウス有効活用 JA大北 シクラメン種まき

 大町市平のJA大北中部育苗センターで20日から、秋の関西、中京方面への出荷に向けた「シクラメン」の種まきが始まった。赤、白、サーモンピンクなど8色のシクラメンのタネ12万5000粒を約700箱の木箱に丁寧に植えつけている。
議論をわかりやすく 市議会だよりリニューアル
 大町市議会が発行する議会報「おおまち市議会だより」が、1月発行の第140号からリニューアルした。議会改革の一環として読みやすい議会報を心がけ、「定例会のあらまし」など、議会での議論がわかりやすく、市民の関心を引き立てるように工夫を重ねた。
1nの文字数を17文字×4段×35行とし、字数を少なく見やすく変更。表紙も大きく一枚写真を載せ、目を引く体裁とした。
コーナーは、見開きで「定例会のあらまし」を掲載。補正予算の内容や賛否討論など、議会での議論をふかんして掲載。審議結果も、賛否の有無を含めわかりやすく表で一覧した。
さびつかないシニア 往年の名スキーヤーと滑る
 八方尾根スキー場の黄金時代を滑りぬいた往年の名スキーヤー集団・八方尾根スキー同好会(丸山周司会長)とともに滑りを楽しむシニア世代対象イベント「八方ホリデー」が18日から全3回の日程で始まった。初回には、県外を中心に50代から70代まで、スキー休眠状態にあったかつてのスキー愛好者約40人が参加。往年の名スキーヤーとともに、世界屈指のロングコースで知られる八方尾根スキー場での滑走を楽しみ、スキーの魅力を再認識していた。
 八方ホリデーの実施は4シーズン目を迎える。「さびつかないシニア」を合言葉に、かつてスキーに打ち込んだおおむね50代以上のシニア世代を対象にし、眠っているスキーヤーを目覚めさせることで誘客につなげることが狙い。
ミニダムの硬貨寄付 関西電力が大町市に
大町市の関西電力黒四管理事務所(吉藤学所長)は20日、立山黒部アルペンルートの観光客によって黒部ダム駅に設置されたダムの模型などに投げ込まれた硬貨を、大町市に寄付した。
ことしはダム模型とダム工事の殉職者慰霊碑にささげられた硬貨合わせたうちの半分にあたる19万4440円が贈られた。寄付は今回で39回目となり、大町市への合計額は554万81円に達した。市では社会福祉事業に役立てられる。残り半分は富山県に贈られる。
ミニダムの模型は高さ1bで、実際のダムの186分の1。昭和47年に設置され、当初から観光客によって、ローマの「トレビの泉」をまねて硬貨が投げ込まれてきた。
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