2011年1月25日(火)付


豪快なジャンプと滑り さのさかモーグル大会
 白馬村の白馬さのさかスキー場で21、22の両日、全日本スキー連盟(SAJ)B級公認の「2011白馬さのさかモーグル大会第1戦」が開かれた。
 国内で実施されるモーグルの大会は、ポイント制を導入しており、前シーズンの成績が男子120位未満、女子30位未満の選手がA級として認定され、全日本選手権やワールドカップなどに出場できる。同大会は競技者にとってA級の昇格をめざす、登竜門的意味を持っている。第1戦では全国から男子110人、女子43人の選手がエントリー。来シーズンを見据え、華麗な滑りを見せていた。
厳寒災害対策に備え 文化財防火デーに消防訓練
 第57回文化財防火デーに合わせ、大町市教育委員会、北アルプス広域大町消防署、大町市消防団は23日、同市社の国宝・仁科神明宮で消防訓練を実施した。雪国ならではの厳寒の中、文化財の守りに備えた。
同署や南部消防署員12人、消防団員約80人、地元自治会や自主防災会員ら、合計約120人が参加。拝殿からの出火を想定し、ポンプ車から延ばしたホースや、境内に備え付けられた放水銃で放水し、素早い消火活動を実践した。情報伝達や重要物品の搬出、消火器による初期消火の訓練も行った。
都会の子に雪遊びを 小谷観光連盟 スキー関心高まりに期待
 小谷村観光連盟は21日、村内の純白の雪を贈る「雪遊びのプレゼント」として、フットサルを通じて交流が深まる東京都町田市に向け出発した。町田市への雪の贈り物は今回が初めて。雪に触れる機会が少ない都会の子どもたちに雪遊びを提供することで、スキー観光地である小谷への関心の高まりに期待を寄せる。
 同村と町田市の交流は3年ほど前から始まった。村内で進むフットサルによるむらづくりの趣旨に、町田市を拠点とするフットサルチーム・ベスカドーラ町田が賛同したことがきっかけ。ベスカドーラ町田の選手が来村し、フットサル教室を開催するなど交流が続き、さらには、同村と町田市観光協会との交流にもつながった。
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1月の一覧
環境学習の場提供 フォーティーセブンに感謝状
 白馬村の白馬高校のアルプスコースで学ぶ3年生19人はこのほど、白馬47スキー場で本年度最後の環境学習を行い、これまで同校の学習を支援し続けてくれた、潟tォーティセブンの関係者に感謝状を贈呈して、1年間の協力に感謝した。
 アルプスコースは白馬・小谷の里山学習を中心に、できるだけ現場に出て本物にふれ、じかに観察するという探究活動を行うことで、郷土の自然について知り、郷土愛をはぐくむことを目的としている。
「いのちの輝き」テーマに いわさきちひろ複製原画展
 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区の森の体験舎1階ロビーで、いわさきちひろの複製原画展が開かれている。松川村の安曇野ちひろ美術館が協力し、「いのちの輝き」をテーマとした子どもや花、動物を描いた作品17点を見ることができる。4月3日まで。
ロビーには、「チューリップとあかちゃん」、「水仙と花畑のうさぎたち」といったほっこりと、心が温まる作品が並ぶ。同時に関連した絵本も展示され、ちひろの創作活動に触れることができる。
同展は昨年に続き2回目の開催。冬季休館となる安曇野ちひろ美術館の作品を冬も楽しんでもらいたいと連携が実現。昨年はイルミネーション期間のみの開催だったが、長期間楽しんでもらおうと開催期間を延長した。
高齢者の疑似体験 大町市社協小中ボラ塾
 大町市社会福祉協議会は22日、「小中学生ボランティア塾」の8回目を開き、高齢者の疑似体験を行った。市内から参加した13人の小中学生が、体が不自由になったお年寄りの苦労を実感し、自分たちにできる手助けについて考えた。
子どもたちは白内障を再現するめがねや耳栓、手足の動きを妨げるサポーターなどを身につけ、80歳相当の加齢による身体能力の低下を再現。つえを突きながら階段の上り下りや、色が見えにくいめがねで値札を見て、手袋をした指で小銭を扱う買い物体験などを通し、お年寄りの苦労を感じた。