2011年1月27日(木)付


すばやく札取り合い 仁科台中 クラス対抗百人一首大会
 大町市立仁科台中学校(諏訪順一校長・499人)の伝統行事「クラス対抗百人一首大会」が25日、同校で開かれた。全校生徒が日本伝統の遊びにふれた。
同行事は百人一首を通して、生徒同士の親睦を深め、日本の伝統文化を学ぼうと行事実行委員会が中心になって毎年行われている。生徒たちは国語の授業や空き時間に練習を重ねてきた。
大会は、クラスが違う5人ほどのグループで対戦。放送で流される読み上げを聞きながら、机の上に広げられた下の句の札のなかから札を探した。残りの札が少なくなるにつれて、生徒たちはさらに真剣な目つきでわれ先にと札を取りにいっていた。
雪遊びと昔の食文化 栂池高原こども冬まつり
 小谷村の栂池スキー場で23日、「栂池高原こども冬まつり」が開かれた。スキー場を訪れる小さな子どもたちに、雪とふれあいながら楽しい思い出をつくってもらおうと昨年から実施。今シーズンは3回の予定で2月13日、3月13日にも実施する。
 冬まつりでは午前中2回、昔ながらの臼ときねを使ったもちつきが行われた。訪れた子どもたちは、スタッフの手ほどきを受けながら、勇ましいかけ声とともに力いっぱいきねを振り下ろしてもちをついた。
 ゲレンデでは子ども専用の遊び場「ちびっこ広場」で、雪上宝探しやソリ大会などのゲームが行われた。雪国ならではの趣向を凝らした催しに、大きな歓声が沸いていた。
手編みで小物作り 大町市子育て支援センター
 大町市子育て支援センター(滝澤多恵子所長)は、小さな子どもの育児に追われる母親たちが息抜きや情報交換など親同士のコミュニケーションの場にと、さまざまな取り組みをしている。21日まで「編み物週間」を設けて母親らが手編みの小物作りに挑戦した。
同施設を手編みの帽子などを身につけ訪れる子の姿に、ほかの保護者から「自分も作ってみたい」との声があがり手作り講座を設けた。
ひと足早く鬼退治 常盤公民館 ともだち広場節分遊び
 大町市常盤公民館(高橋敬治館長)の未就園児親子教室「ともだち広場」は26日、一足早く節分遊びを体験した。豆まき用の升を親子で制作し、豆をまいて鬼を退治した。
古くから残る日本の風習を親子で体験するこの時期恒例の行事。工作や一緒に豆をまくなど親子のふれあいに24組が参加した。
子どもたちは「鬼が来る」とドキドキしたようすで、母親が折り紙で作った升にシールを貼り、鬼退治の準備に取り掛かった。豆を入れてもらうと「やっつけてやる」と意気込んでみせた。
着物とはかま一本杖 白馬村 スキー100年記念し滑走
 白馬村の女性有志でつくる全日本レディーススキークラブ白馬支部(丸山美保子代表)は26日、八方尾根スキー場で第13回レディースキーヤーズパーティーを開いた。 
 ことしは日本のスキー伝来100周年を記念して、会員が着物とはかま姿という当時の衣装をまとい、100年前のスキー「一本杖(づえ)スキー」で当時のスタイルそのままの滑走を再現した。8人の華やかな「ハイカラさんスキーヤー」に先導され、50人余の参加者がスキーを楽しみながら100年のスキー文化に思いをはせた。
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1月の一覧
あめ市控え4店合同の技
 大町市上仲町の柴田菓子舗で25日と26日、2月の大町あめ市に向け、4店の菓子店店主による合同の「あめ作り」が行われた。同店の先々代店主により始められ、約60年間続いている作業。4人の熟練の手で「あわ飴(あめ)」と「豆板」の2種類、合計約200`のあめが手際よく作られた。 あめの原料は昔から同じ、黒砂糖、ザラメ、水あめ、塩。参加した店主は同店の柴田裕久さん、市内・マルキ立田屋の丸山直人さん、同・村田屋菓子舗の横澤章雄さんと、塩尻市で和菓子店を経営する小澤義忠さん。丸山さんは3代続けての参加、小澤さんは柴田菓子舗で修業した縁で毎年参加している。 2種類の「あめ」は2月11日の大町あめ市で販売。大町の各店では、一部を事前に販売する予定。