2011年2月1日(火)付


極寒夜空に花火 おおまち雪まつり開幕
 大町市の真冬の祭典「冬のファンタジアおおまち雪まつり」が29日、開幕した。同日夜には、オープニングイベントとして、鹿島槍火まつりが鹿島槍スポーツヴィレッジ中綱ゲレンデ特設会場で行われた。たいまつ滑走や雪が降りしきる極寒の夜空を彩る花火など雪と火の祭典に、多くのスキーヤーらでにぎわった。
 会場までの沿道数百bにわたりキャンドルが灯され、幻想的な雰囲気を演出した。国外にも活躍の場が及んでいる信濃国松川響岳太鼓のライブ、おんべ、酒の振る舞いなどもあった。
地元食材でもてなし 農家の1日レストラン
 池田町産の食材をPRする「農家のお母ちゃんの1日レストラン」が30日、町活性化施設ビストロ「カモミール」で開店した。町内農家の女性たちが腕によりをかけて調理した、こだわりの地元食材メニューで来店者をもてなした。
 1日レストランは、北アルプス広域連合の地域資源・食材PR事業として実施。メニュー考案や調理は、同町農産物加工組合「カモミールの会」(片瀬敦子組合長)と農村いきいきネットワーク池田(北原歌子会長)が手がけた。
勢いよく札はじく 小谷中で全校百人一首
 小谷村の小谷中学校で28日、全校百人一首大会が開かれた。全学年をグループ分けして対抗戦を行い、古典の知識を深めながら交流した。
 生徒たちは4人1組で対戦して獲得枚数を競い合った。得意札を覚えて大会に備えたりと、この日のために学習を重ねてきた生徒たちは、白熱した好勝負を繰り広げた。
 集中力や記憶力・瞬発力などを駆使していち早く札を取りに行く百人一首は、別名「畳の上の格闘技」と呼ばれるほど迫力の、まさにスポーツ。「はい」という声とともに勢いよく札をはじく音に、会場の空気がひきしまっていた。
冬の白馬魅力体感 マイスターツアー人気
 白馬村観光局が雪国の自然を楽しんでもらおうと開いている「マイスターツアー」が人気を呼んでいる。白馬村で生活し、自然の楽しみ方を熟知し卓越した技術を身につけた、村が認定する地元ガイド・白馬マイスターが、スノーシューや歩くスキーで村のとっておきの場所を案内する人気の企画。観光局では「ゲレンデでは味わえない冬の魅力を存分に体感してください」と参加を呼びかけている。
強い冬型厳しい寒波 大町で氷点下14・9度 今季最低
 強い冬型の気圧配置の影響で、大北地域は30日夜から31日にかけて、厳しい寒波に襲われた。大町市では31日午前1時ころ、今季最低の氷点下14・9度を記録。大町市平の木崎湖は、南側から湖中央近くまでが結氷し、夜の寒さを物語っていた。
気象庁の調べによると、同日の大町市の最低気温は、平年を6・7度下回った。白馬村で氷点下9・3度、穂高で氷点下10・4度の最低気温となり、寒さがピークに達した。日本海側では大雪にみまわれ、鉄道などに大きな影響が出ている。
予報によると、1日からは、最高気温・最低気温ともに平年より高くなる見通しだ。
展示解説の知識学ぶ 案内ボランティア講習会 大町山博
 大町市立大町山岳博物館(宮野典夫館長)で30日、山岳博物館友の会(宮澤洋介会長)が初めての館内解説ボランティアの講習会を開いた。会員が館職員から、展示物の詳細な情報や付属園の動物の概要など説明を受け、来館者への解説に必要な知識を学んだ。
同館では昨年3月まで、週末に職員が展示解説をしていた。解説の必要性を感じた友の会から解説ボランティアを育成する要望があり、同講習会が開かれた。教育活動の一環としても活用していく考え。
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