2011年2月6日(日)付


団塊世代「地域デビュー」を ボランティア交流研究集会
 大町市社会福祉協議会(黒岩良介会長)は5日、第23回大町市ボランティア交流研究集会と平成22年度大町市社会福祉セミナーをサン・アルプス大町で開いた。高齢化社会が進みボランティア活動の後継者不足が問われる中で、団塊世代が担い手として活躍する地域づくりに向けて事例を学んだ。
集会では、神奈川県南足柄市社会福祉協議会の水林節子・福祉推進グループ長が講演。団塊世代を中心として地域福祉・ボランティアへの参加を呼びかけ取り込んできた活動を発表した。
定年後の男性には、退職後に友人と離れてしまい、新たな仲間がほしいというニーズがあり、団塊世代の男性を対象にした「おやじの料理教室」を開催。活動の中から仲間が増え、シェフスタイルの男性福祉ボラグループ「おやじ倶楽部」へと発展し、障害児との交流や遊休農地を活用する農園づくりなど行った例を紹介し、男性の中に潜む福祉の心を引き出した。
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2月の一覧
大町市社協に寄付 青年会議所シニアクラブ
 大町青年会議所シニアクラブ(曽根原健治会長)は4日、福祉活動に役立ててもらおうと市社会福祉協議会(黒岩良介会長)に現金3万円を寄付した。
同クラブの会員は、青年会議所(JC)OBの有志で構成し、現在約100人が地域貢献活動を展開している。寄付は長年続けられ、昨年は、同社協から感謝状が贈られた。
曽根原会長と工藤哲秀副会長、会計の菅澤和博さんが社協を訪れ、年会費の中からの寄付金を黒岩会長に手渡した。
伝統行事に福♀閧「 池田あめ市6日まで
池田町で恒例のあめ市(町商工会主催)が5日から始まり、6日まで行われている。商売繁盛や五穀豊穣を願って、「福まき」や地元中学生による「市神様」の引き回しなどが行われ、親子連れなど多くの町民らでにぎわっている。
中央商店街のスペース・ゼロでは初日、売店や福引など多彩なイベントが用意され、来場者をもてなした。菓子や縁起物などをまく「福まき」では、子どもからお年寄りまで住民たちが、福にあやかろうと手を伸ばしていた。
町商工会によると、同町のあめ市は明治7年ころから始まった伝統行事。各地区で「市神様」を祭り、顔まで白装束に身を包んだ子どもたちが、拝殿を引きながら町内を練り歩く。養蚕が盛んだった昭和30年代ころまでは、県内各地から馬を引いた住民らが訪れ、往来を埋め尽くすほどだったという。
五輪へ1人でも多く 白馬高スキー部に支援金
 白馬高校スキー部をサポートする会(丸山庄司会長)は3日、スキー部支援金として現金55万円を同校に寄付した。丸山会長は「白馬校からオリンピック選手が一人でも多くでるよう役立ててもらいたい」と選手強化など同校スキー部のさらなる躍進を願った。
 サポートする会は、遠征など相当額の個人負担を強いられるスキー部員に対する資金援助を柱に、同校同窓会やスキー部OB、保護者らにより昨年11月末に立ち上げられた。昨年末から資金集めをはじめ、これまでに白馬、小谷を中心とした100個人、25団体・企業などから70万円程度が寄せられた。
 サポート会による支援金寄付は今回が初めて。岩手県で開幕するにインターハイに合わせた寄付となった。今後も資金援助を継続するとしている。
雪遊びとスキー交流 埼玉県の小谷小林間学習
 「小谷」と書いて「おたり」と「こや」。同じ校名を持つ小学校の縁で、埼玉県鴻巣市立小谷(こや)小学校(小島明夫校長)の5年生27人が林間学習の一環で小谷村を訪れている。2日は小谷小学校の5年生33人と雪遊びやスキーで交流した。
 歓迎式で小谷小児童の水嶋柚希さんが「小谷にようこそ。皆さんが来るのを楽しみにしていました。小谷小と小谷の雪を楽しんで行ってください」とあいさつ。互いの地域や学校生活、学習活動のようすなどを紹介しあった。