2011年2月15日(火)付
心温まるイベント多彩 岩岳スキー場で感謝祭 白馬村の岩岳観光協会(矢口公勝協会長)は10日、同スキー場で岩岳感謝祭を開いた。日ごろの感謝を込め、幅広い年齢層に冬の一日を楽しんでもらおうと毎年行われ、県内外から訪れた多数のスキー客でにぎわった。 ゴンドラ乗り場前の特設会場では、地場野菜をふんだんに使った名物の2000人分の大鍋のみそ汁や甘酒、たる酒などの振る舞いや、大抽選会など多彩なイベントを実施。イベント開始前から会場には多くのスキー客が詰めかけ、スタッフの心温まるサービスに来場者の笑顔が広がった。 |
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和太鼓と花火 競演 佐藤健作氏 松川響岳 大町市のおおまち雪祭りで、大町温泉郷会場で毎週末に観光客を歓迎している「夢花火と音の祭典」で12日、和太鼓奏者・佐藤健作氏と松川村の信濃国松川響岳太鼓による太鼓の共演が大町温泉郷野外ステージで行われた。鍛え抜かれた和の音が、花火とともに雪の森に響いた。「おもいで話グランプリ」の結果発表も行われた。 信濃国松川響岳太鼓は、「源流あばれ打ち」「JAPAN」「迅雷の響き」などのオリジナル曲を披露。一糸乱れぬ演奏で会場を盛り上げた。最後の曲の「風」では佐藤氏も登場し、担ぎ太鼓で共演した。 |
おひさま「ロケマップ」 ビューポイント紹介 大町市観光課 信州を舞台に3月から放送されるNHKの連続テレビ小説「おひさま」放映を前に、大町市観光課は14日までに、ロケが行われた美麻・中山高原や周辺のビューポイントマップを作成した。テレビ放映をきっかけに訪れた観光客に、地域の景色の見どころを紹介する。 ビューポイントマップは、クランクインに先駆けて撮影が行われた中山高原の満開のソバの花をA4判全面に掲載。おひさまのロゴを載せ、絶景をPRしている。裏面には畑内の地図を載せ、5月の菜の花畑や幻の池、サクラなどの見どころを掲載。近隣の新行集落、小藤の見晴らし台など、水車小屋や北アルプスなどの風景が楽しめる場所を紹介している。 |
育てた新そば味わう 池田町滝沢由蔵グループ 池田町滝沢のそば愛好家でつくる、「由蔵グループ」(川上治作会長・23人)は11日、収穫したそばを味わう、新そば会を開いた。会員や地元住民、来賓など約40人が参加。会員らが丹精込めて育てたソバをメーンに手製の総菜などが食卓を彩り、新ソバ収穫を祝った。 同グループは平成7年地元の農家や有志が、「みんなでおいしいそばを食べよう」と荒廃地となっていた由蔵地域の桑畑を耕しはじめた。現在は仲間づくりも楽しみながら、約10eのソバ畑を管理している。毎年、収穫したソバをみんなで味わうため新そば会を開いている。 参加者は、もっともそばの味やのど越しが感じられる「ざるそば」で、そばの香りや滋味の豊かさを楽しみながら、地元の酒を片手に舌鼓を打った。ソバ収穫までの苦労などで歓談しながら盛り上がっていた。 |
吹雪と炎の中勇壮に 小谷村大綱雪と火の祭典 小谷村の大網地区で12日、山岳信仰の祭り「大網地区雪と火の祭典」が行われ、県内外から訪れた多数の観衆でにぎわった。地域活性化のためと、三十数年前に創作された山岳信仰を盛り込んだ神事。信越県境の山あいの豪雪地で、白装束にふんどし姿の若者が鬼となって吹雪と炎の中で雄たけびをあげながら乱舞。迫力満点の勇壮な祭りが観衆の感動を呼んだ。 巫女(みこ)をみこしに乗せ、鬼たちが神社から集落、祭り会場まで練り歩く行列で開幕。神事には一つひとつの物語があり、見る人を古代絵巻の幻想的な世界へといざなった。 |
そば打ち思い出に 卒業前6年生と交流 大町市俵町 大町市俵町のPTA(大西増栄会長)と子ども会育成会(西澤泰夫会長)は13日、小学6年生を対象にしたそば打ち交流会を俵町公民館で開いた。子どもたちは小学校最後の思い出に、信州ならではの郷土食づくりを高齢者らに学んだ。 卒業を前にした町内の6年生児童やきょうだいなど14人の小学生が参加。子どもたちは麺棒や包丁を手に、育成会のお年寄りから昔ながらのそばの打ち方を教わった。 同町は約100人の子どもを抱え、運動会やお祭りのみこし、どんど焼きなどで交流を重ねている。そば交流会は、卒業を前にした思い出づくりにと、去年から始め好評でことしも実施した。 |