2011年2月19日(土)付

市街地コース中止 アルプスマラソン実行委
 大町市の大町アルプスマラソン実行委員会(実行委員長=竹村武人大町市体育協会長)は18日、市役所で開き、昨年の大会の総括と新年度の次回大会に向けて課題などを確認した。来年度の28回大会は、市街地コースを取りやめる方針をまとめた。
 市街地コースは、大会を地域活性につなげようと20年度から実施してきたが、「スタッフ・ボランティアの配置や負担が多い」「親子が一緒にいられない」など、デメリットの声が高まってきたことから中止を決めた。市街地の開催を通して「大会中の市街地がにぎやかになった」「みんなの協力で盛り上げる機運が高まってきた」と一定の役目を果たしたとする評価もあった。
天然醸造しょうゆ開発 「純吟」道の駅おたりで
 小谷村栂池の地場産丸大豆・小麦を100l使用した天然醸造しょうゆ「純吟」がこのほど、同村の道の駅おたりで開発され、同施設で一般向けに発売を開始した。施設のレストハウスでは発売に先がけ、卓上用の調味料として提供しており、コクのある自然の味が評判を呼んでいる。
 地元の農業者支援と農業の活性化のため、同村の農産物のうち、大豆と小麦の多目的活用を模索。国産小麦はパンや麺を作る上で重要なグルテンと呼ばれるたんぱく質の形成が弱い問題点があるが、逆に粘りが少なく、しょうゆの醸造には最適なことに着目、こだわりの小谷産しょうゆの開発に取りかかった。

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2月の一覧
現場で学んだ成果報告 デュアルシステム発表会 池工

 池田町の池田工業高校(春原武彦校長)は17日、同校と地元企業による長期継続型研修プログラム「池工版デュアルシステム」の生徒発表会と同推進協議会を同校会議室で開いた。生徒たちは企業で取り組んだ一年間の成果を発表した。
 本年度は18人の生徒が、町内や近隣の工業や福祉施設、建築関係など8事業所で研修を積んできた。建築科3年の石山裕貴君、小柳貴司君、齋藤寿紀君、竹村優太君の4人は、柳屋兄弟建築の指導のもとで6畳の小屋作りに取り組んだ。
郷土に根ざした食育 家庭科でやしょうま作り 大町北小

 大町市の大町北小学校(丸山峯男校長)6年3組(大鷹ちとせ教諭・児童27人)は15日、家庭科の時間に「やしょうま作り」を体験した。「郷土に根ざした食育」のまとめに郷土に伝わるおやつ作りを実習した。
 班ごとに分かれた児童たちは、米粉と砂糖を水で混ぜ合わせ20分ほど蒸した。冷水で手を冷やしながら熱いうちにこね、コーヒーや抹茶を練りこみ3色それぞれを延した。
陶芸生かし地域振興 信州池田の十勇
 池田町の陶芸作家らでつくる「信州池田陶芸家十勇士」立ち上げに向け、関係者の初会合が15日、同町金の鈴会館で開かれた。各窯が連携を図って町づくりに取り組み、陶芸を生かした地域振興を目指す。3月に設立総会を開催予定。
 同会は町づくり団体・夢企画の水野龍二代表と町観光推進本部が、町内の窯を地域内外にアピールし、誘客や観光振興に生かそうと企画。10窯の陶芸家14人に参加を呼びかけている。町内外での共同展覧会開催、地元産業や地域のイベントとの連携、観光客や住民が陶芸と触れ合える場の創出など事業を展開する。
スキー学習まとめ 小谷小 クロスカントリー記録会
 小谷村の小谷小学校は15日、同村栂池高原前山スキー場で本年度のスキー学習のまとめとなる「クロスカントリースキー記録会」を行った。3年生以上の児童が参加して、数々の公式大会が開催されている本格的なコースで日ごろの練習の成果を試した。
 保護者が早朝から児童のために整備したコースで、3・4年生が1・5`、5・6年生が3`を15秒ごとにスタートしてタイムを競った。ことしは大雪だったが、校内やスキー学習で存分な練習ができ、児童の技術も例年以上に向上したという。記録会はあいにくの吹雪だったが、パウダースノーでコンディションは抜群。起伏のあるコースで自己ベストめざして力走した。