白馬から100dの雪山 紀南の子どもたちに開放
 白馬村と姉妹都市を結ぶ和歌山県太地町の隣町、那智勝浦町役場の駐車場に、白馬村からトラックで運び込まれた雪約100トンが降ろされ、高さ約2メートルの雪山が出現した。両町で開催する第16回商工祭「南の国の雪まつり」(同実行委員会主催)の催しの一つで、温暖な紀南の子どもたちに雪遊びを楽しんでもらおうと毎年企画されている。
 白馬村と太地町は、昭和59年に姉妹都市提携し、相互に小学生の訪問交流など行っている。太地町商工会と那智勝浦町商工会が合併した南紀くろしお商工会が同商工祭実行委の中心となった縁で、雪が贈られている。
(写真・記事の一部は紀南新聞提供)
50年前スキー場パンフ 白馬村度会さん宅で
 白馬村みそら野の度会弘康さん宅からこのほど、約50年前に作られた、白馬のスキー場の宣伝パンフレットが見つかった。写真愛好家の度会さんがスキー場関係者から依頼され、自身が撮影したスキー場の風景。スキーに大衆化の兆しが見え始めたころの当時のようすが詳細に記載されている。
 愛知県出身の度会さんは山岳写真が趣味で十数年前に同村に移住。もともとのきっかけは、昭和30年代、市役所職員の仕事のかたわら、何度も白馬を訪れたこと。当時の白馬村はスキー場の造成・施設整備が進み、交通網の発達とともに盛んにスキー客が訪れるようになった時代。当時給料1万円のとき、6000円というカメラを手に入れ、岩岳の民宿を常宿として写真を撮ったりスキーを楽しむうちに宿の主人と親しくなり、宣伝パンフレットに使う写真撮影を依頼されたという。
安全な運動環境を 張さん招きスポーツ講演
 松川村体育協会(勝家尊会長)のスポーツ講演会はこのほど、東川原地区のみどりクリニックの、張洛禹院長を講師に招き、すずの音ホールで開いた。安心安全に運動ができる環境の整備を目指し、スポーツによる障害・外傷の予防や応急処置のし方を紹介した。
 張院長は、日本体協公認スポーツドクターとして村体協の参与も務め、第一線で働く医師ならではの知識を披露。ウオーミングアップや年代に応じた用具の使用、成長期の子どもの痛みに対して細心の注意を払う重要性を強調した。
一人芝居マクベス公演 大町北高3年に椿教諭
 大町市の大町北高校(小林善一校長)で22日、スコットランドの実在の王をモデルにした、ウイリアム・シェイクスピアの四大悲劇の1つ「マクベス」の一人芝居公演「Solo゛MACBETH=cd=ba39NAKED」が行われた。3学年生徒約100人が、1人で何役もの人物が多彩に表現される演劇の魅力に見入った。
 進学、就職のため自宅研修期間となっている3学年の教養講座の一環として開催。役者としても活躍する同校生物担当の椿宏尚教諭(29)が、演者「椿媛(つばきひめ)」として2年前から「ハムレット」や「たけくらべ」を上演している。
スキー100周年 節目祝う 白馬村 八方尾根火祭り

 白馬村の八方尾根スキー場名木山ゲレンデ特設会場で19、20の両日、「八方尾根火祭り」(同実行委主催)と、祭りに伴うスペシャルイベントが開かれた。
 ことしは日本にスキーが伝来してから100周年の節目を迎えた。新潟県上越市の発祥の地で太陽光から採火した「発祥の火」が八方まで運ばれ、たいまつ滑走からおんべに点火されてゲレンデを彩り、来場者がスキーの歴史や文化に思いをはせた。

 祭りは恒例のたいまつ滑走でスタート。スキースクールの指導員らが発祥の火を種火にしたたいまつを手に、幻想的な光の列を作りながら兎平から名木山ゲレンデまで滑走。その火が日本にスキーを伝えたゆかりの国で、同村と友好協定を結んでいる、オーストリア・レッヒの代表から太田紘煕村長、日本スキー発祥100周年委員会会長の丸山庄司さん、スキー100周年大使の上村愛子さん、地元小学生へとトーチリレーで引き継がれ、会場のおんべに点火された。発祥の火は大きな炎となって夜空を焦がし、会場は大きな歓声に沸いた。

2011年2月23日(水)付


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