震災募金今月末まで 大町JCが支援取り組み
 大町青年会議所(大町JC、降旗達也理事長・28人)は14日午後、東北地方太平洋沖地震の被災者に対する支援物資を搬送するとともに、同日から義援金の街頭募金活動を開始した。募金は3月末まで続けられる。
物資の支援については、大町JCでも物資の収集準備を進めていたが、13日夜になって長野ブロック協議会を通じ日本青年会議所から依頼があったことから、急きょ、メンバーとシニア会員を対象に提供を呼びかけた。
大町商工会館内のJC事務局には、トイレットペーパーやボックスティッシュ、カップめん、缶詰、使い捨てカイロ、毛布、乾電池、タオル、大人用おむつ、スポーツ飲料などが詰められた段ボール箱が集まった。支援物資は日本JC対策本部を通じて、福島県の福島ブロック協議会JC支援本部に届けられる。
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3月の一覧
「大きな災害 被害今も」 大町病院DMAT帰着
東北地方太平洋沖地震の救援活動を行っていた、大町市立大町総合病院DMAT(災害派遣医療チーム)が被災地での救援活動を終えて14日夜、同病院に帰着し、現地での活動や被災の状況を語った。
DMATは災害発生時に迅速に活動できる専門的な訓練を受けた医療チームで、同病院のDMATは平成21年に結成され、整形外科の伊藤仁医師を筆頭に、看護師や臨床工学技師ら5人で構成。今回が初出動となった。
11日夜、大町市を出発し岩手県立釜石病院へ派遣された。通信状態が不安定で情報が全く入らないなかで、夜中も交代で診療し、搬送の手伝いや病院支援、足首骨折の処置や被災し体調を崩した人などの処置をしたという。今後大町病院では、救護班として衛生面や精神面のケアのために出動する可能性があるという。
絵を描き親子の時間 大町市 子育て支援センターで教室
 大町市十日町の市子育て支援センター(滝澤多恵子園長)は14日、絵画教室を施設内創作ルームで開いた。クレヨンとアクリル絵の具で自由に絵を描き、額装する作業に未就園の親子25組が訪れた。
家にこもりがちなこの時期、外出する機会と親子で物作りをする楽しみの場にと実施。子どもの創作活動を支援する市内の「みとろぐる〜ぷ」(三戸呂三都子代表)が講師となり、「ちょこっとギャラリー」と題して活動した。
子どもたちは油性と水性の異なった画材で、創作用のボール紙に自由に絵を描き彩色した。クレヨンをはじく絵の具初体験や、とらわれのない「おえかき」に夢中になり、アート的要素を楽しんでいた。
「こころの健康づくり」 白馬村 安曇病院の村田副院長講演

 白馬村住民福祉課はこのほど、冬のはつらつ健康講座の一環として同村ふれあいセンターで「こころの健康づくり講演会」を開いた。厚生連安曇総合病院の村田志保副病院長が「自殺予防とうつ病」について講演。家族や身近な人々の大切な命を守るために自分たちができる対処・対応のありかたなどに理解を深めた。
震災支援に義援金 大町 連合自治会が市へ託す
 東日本各地に大きな被害を与えた東北地方太平洋沖地震と長野県北部地震で、大町市連合自治会(武内元雄会長)は15日、地震被災者への義援金5万円を牛越徹市長に手渡した。市を通じて被災地の支援に役立てられる。
寄付は、市からの協力要請を受け、一刻も早い支援をと、15日に開催した役員会で連合自治会予算からの支出を決めた。今後は市内97の単位自治会を通じて、義援金や救援物資の募集や、国内で不足する電力へ協力するため各戸への節電の実施を呼びかける。

2011年3月16日(水)付