22人顔ぶれ出そろう 大町市議選告示まで1か月
 任期満了に伴い、統一地方選後半の4月17日告示、同24日投開票の日程で行われる大町市議選(定数18)まで、1か月と迫った。これまでに定数を4人上回る22人が出馬の意向を表明し、激しい前哨戦を繰り広げている。
16日現在の立候補予定者の内訳は、現職13人、元職1人、新人8人で、党派別では日本共産党が2人、公明党が1人のほかは無所属。女性は2人。 14日に市役所で開かれた立候補予定者に対する説明会では、21派(1派は欠席)の代表が出席した。このほかにも出馬を伺う動きがあるものの、告示まで1か月を切ると出馬に向けての準備も厳しい状況となることから、擁立は困難と見られる。
森林大切さに触れる 統合新園の端材で工作

 大町市は15日、木育推進学習会をこぶし保育園で開いた。もみのき・こぶし両保育園の子どもたちが、新しく完成する統合保育園で使われた県産材の端材を用いて工作を体験し、身近な木材に親しみ森林の大切さに触れた。
地域魅力体感し理解 信濃おおまち達人道場
 大町市に関する知識を問う検定試験の初開催を前に、対策講座「信濃おおまち達人道場」が12日、市内で開講した。市内外の受験生約40人が、歴史遺産や文化施設で、地域の魅力を体感しながら、大町への理解を深めた。
受講者は、社の国宝・仁科神明宮や美麻の国指定重要文化財・中村家住宅、大町山岳博物館などをめぐり、地元住民らを講師に学習。塩の道博物館で、明治23年建造の町屋造りの建物を見学し、歴史的背景の説明に熱心に耳を傾けていた。
検定は26日開催の「信濃おおまち達人検定」。住民に地域への理解や愛着を深めてもらおうと、大町の自然や文化、歴史、観光など幅広いジャンルから出題する。ことしは中学生以上対象の「基本コース」と、小学生の「ジュニアコース」を設けた。
「基本」は募集120人に対し、県内外から200人以上が応募する人気ぶりとなった。
浮世絵版画と押絵びな 小谷村せせらぎで展示
 小谷村の福祉センターせせらぎで、昔の版画や押絵びなを集めた展示会が開かれている。昨年秋の同村の文化祭で、文化財保護委員会の特別企画として展示したが、会場に足を運べなかった高齢者にも楽しんでもらおうと、会員の北村鎌司さん、吉沢忠さんらが中心となってあらためて企画した。
 展示されているのは北村さんや吉沢さんの呼びかけで集まった、村内のいくつかの家庭が所有している、明治から大正時代の「錦絵」と呼ばれる歌舞伎などを題材とした浮世絵版画と、布製の押絵を竹串で立たせる押絵びな。 企画した北村さん、吉沢さんは「懐かしんでもらえるのが一番うれしい。村内の家庭にはまだこうした絵が残っていると思うので、文化財の掘り起こしにもつながれば」と話している。
地震支援本部を設置 市立病院から救護班第2陣 大町
 大町市は15日、東北地方太平洋沖地震と県内の地震にかかわる「東北地方太平洋沖地震大町支援本部」を設置した。市立大町総合病院からは16日、第2陣となる救護班が岩手県へ出発。市社会福祉協議会からの支援物資隊も同行し、大町市も最大限の支援に動いている。
大町病院の救護班は、救急経験のある北村真友医師を中心に、DMAT(災害派遣医療チーム)の資格を持つ看護師・薬剤師ら5人が、痛み止めや抗生物質などを同院の救急車に積み込み、出発。17日早朝に盛岡市の岩手県庁に到着し、現地の避難所などで活動する。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

3月の一覧
先輩20人旅立ち祝う 小谷中3年生を送る会
 卒業を間近に控えた小谷村の小谷中学校で15日、生徒会主催の「3年生を送る会」が開かれた。在校生がこれまで学校の中心として頑張ってきた3年生に心からの感謝をささげ、先輩20人の新たな旅立ちを祝った。
 全校で力を合わせて盛り上げた行事や部活動など、3年間の思い出の画像をスライドショーで流しながら、1、2年生が学年ごとに感謝の言葉を述べ、各学年の心のこもった合唱などで盛り上げた。

2011年3月17日(木)付