新生活期待を胸に 白馬、小谷村で卒業式

 白馬と小谷両村の小中学校で19日、卒業式が行われた。卒業生は新しい生活への期待を胸に、慣れ親しんだ学びやをあとにした。
 このうち白馬北小学校では6年生62人が晴れの日を迎えた。保護者や在校生が見守る中、中山晴隆校長から一人ひとりに卒業証書が授与された。
 式では全校がこの日のために練習した「別れの歌」で卒業生への感謝を表し門出を祝った。最後まで心が一つとなった豊かで美しいハーモニーは会場中に響き渡り、旅立つ卒業生に感動と勇気を与えた。
被災地を花で応援 松川村 チャリティー販売
 東日本大震災や長野県北部地震を受けて、松川村住民有志らは「みんながんばれ!花で応援チャリティー販売会」を19、20日の両日、松川村の道の駅安曇野松川・寄って停まつかわ駐車場で開いている。色とりどりの花で形作られた「心をひとつにみんなでガンバロウ」の応援メッセージで被災地や地域の人々にエールを送った。
 同販売会は震災発生を受け、毎年恒例で開いていた「花のじゅうたんまつり」を中止、チャリティー販売会とした。「花が咲いている村づくりの会」(松田義光会長)を中心に住民有志が計画した。
豊かな自然で成長 八坂山村留学修園のつどい

 大町市八坂の山村留学センターで18日、平成22年度の「修園のつどい」が開かれた。全国各地の都市部から集まった八坂、美麻の山村留学生たちが、自然のなかでのびのびと暮らした1年間の生活を振り返った。
 同山村留学は、都市部の子どもたちを自然豊かな環境のなかで育てようと財団法人育てる会がすすめている。本年度は、小学3年生から中学3年生まで新入生と継続生あわせて33人が修園した。八坂学園は35期生、美麻学園は19期生となる。
安曇野の景色123点 北ア展望美術館公募展

 池田町の北アルプス展望美術館(池田町立美術館)で4月17日まで、公募展が開かれている。県内各地のプロ、アマの写真家や画家が表した「安曇野の景色」をテーマにした作品123点が展示されている。
 同企画展は、美しい景色を見ることができる「安曇野」を再認識してもらおうと同館が企画。写真、絵画愛好家から毎年多くの応募があるという。
震災支援動き本格化 事業所や宿泊業者も
 東北地方太平洋沖を震源に東日本各地を襲った震災から1週間が経過した。生き延びた避難者の帰宅も定まらず、復興に向けた道筋が立たない中で、大町市内の事業所でも、営業の中で被災者支援に取り組む動きがある。宿泊業者も、避難者に向け価格を抑えて部屋を提供する動きがあり、現地へ情報を伝えるために市や県の観光担当部局で取りまとめている。

市民生活に影響
 大町市内では、食料品や生活関連物資、防災関連の品薄がみられる。物資自体は確保できる見通しだが、物流の乱れや品薄感、仕送りなどの買い急ぎによる影響と思われる
 燃料関係は、京浜地域や関西地方から供給されている。京浜地域のプラントが地震で停止した影響が現れ、回復が待たれている。関西方面からの供給は、鉄道での流通が復活することで回復する見通し。
卒園児からカレンダー 小谷保育園お別れ会
 卒園の時期を迎え、小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長)で卒園児と在園児の最後の交流「お別れ会」が開かれた。それぞれのクラスが元気な歌やダンス、ゲームなどを披露し、楽しいひとときを共有しながら卒園を祝った。
 ことしは卒園児が強くて立派な年中・年長児になれるようにと「おばけやしき」できもだめしを企画した。恐る恐る入場した在園児は、卒園児の仕掛けにびっくりしながらも全員が無事にクリアしてゴール。「全員進級だね。がんばってね」と激励され、お兄さんお姉さんのように頼もしい先輩として頑張ることを誓った。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

3月の一覧

2011年3月20日(日)付