大震災に義援金 大町中央飲食店組合
 大町市の大町中央飲食店組合(渡邉徳久組合長)は22日、東日本大震災の被害を受け、被災地復興などに役立ててもらおうと市を通して義援金10万円を寄付した。
現地の悲惨さや同業者の大きな被害を聞いた渡邉組合長は、義援金の寄付を決めた。義援金には、組合の積立基金を充てた。
牛越徹市長のもとを渡邉組合長ら役員3人が訪れた。渡邉組合長は「同業者も大きな被害を受けていると思うと居ても立ってもいられない。大津波や原発の被害が広がろうとしているなか、義援金を良い方向へ使ってもらえれば」と話した。
牛越市長は「まだまだ安否が確認されていない方が多くいる。苦しいときこそ助け合い、元気になってもらうようにしっかりお届けします」と述べた。
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3月の一覧

2011年3月24日(木)付


地域伝統食を提供 小谷保育園食育の日給食
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長)は22日、本年度最後の食育の日給食で、「干葉(ひば)のかす汁」などの伝統食を提供し、園児が昔ながらの地域の食文化にふれた。
 干葉は大根の葉や野沢菜を天日干しした保存食。同村では雪深い冬場の貴重な青物野菜として昔から親しまれてきたが、最近では作る人が少なくなっているという。
 この日提供された伝統食は、干葉のかす汁と、食生活改善推進協議会のメンバーが自家栽培したコンニャクイモから作った、手作りこんにゃくの煮物。栄養士が各クラスを巡回し、調理前の干葉とコンニャクイモを園児に見せ、出来上がるまでの過程を説明した。
昭電退職者の会も 被災地義援金託す
 大町市の昭和電工退職者の会(宮尾正俊会長・402人)は22日、東日本大震災の義援金として10万円を市に寄託した。宮尾会長と小林利治副会長、小林元治会計の3人が市役所を訪れ、牛越徹市長に手渡した。
退職者の会は19日、大町温泉郷に会員ら70人余が出席して、第38回定期総会を開催。席上、義援金の募金を提案する緊急動議があり、満場一致で決議され会場で募金が行われた。
宮尾会長らは「会員の大半は戦後の日本復興に携わった産業戦士。被災地となった東日本の1日も早い復興を願います」と話した。
地域繁栄と被災地復興 大町市一本木神社で祈願祭
 大町市常盤の一本木神社(平林秀文宮司)は19日、地域の豊かな実りと繁栄を願う例祭「祈年祭」(きねんさい=春祭り)に併せ、「地震安鎮(あんちん)・災害復興祈願祭」を行った。常盤上一・常盤下一地区の氏子の代表者ら約20人が参列、春祭りの祈りとともに、地震災害が収束し、被災地が一日も早く復興することを願った。
被災地に元気を 松川村長杯小学生バレー
松川村長杯第22回安曇野松川小学生バレーボール大会が21日、松川小中学校の2会場で開かれた。ことしは東日本大震災を受け中止が検討されたが、子どもたちの元気を被災地に届けようと、出場チームからの参加費の一部を義援金に充てることで、開催が決まった。
義援金は村社会福祉協議会を通じて、被災地に届けるという。
大会は子どもたちの技術向上や交流を目指し、県内各地のスポーツ少年団やクラブチームなどが参加している。ことしは小学5年生以下でつくる20チーム約250人が出場。2会場でそれぞれリーグ戦とトーナメント戦で白熱した試合を繰り広げ、順位を競った。
大北仏教会が托鉢 東日本大震災の救援募金
 大北仏教会(海野喜充会長)は23日、東日本大震災の救援募金を募る托鉢(たくはつ)を行った。池田町から小谷村までの寺院の住職ら約20人が、大町市の市街地を歩き、人々に支援協力を求めた。集まった募金26万9257円を「支援の心」とともに被災地に届ける。
同会では、自らが汗水を流して集めるお金で少しでも被災地の力になりたいと托鉢を計画。以前も、大きな災害が起こった際に募金を募る托鉢を行っている。
住職らは、のぼりや募金箱を持ち、お経を唱えながら清めの意味があるかねを鳴らして街なかを歩いて救援募金協力を呼びかけた。