東日本大震災 復興に向け活躍機体 大町市から給水車と職員
 東日本大震災で給水環境が悪化する被災地へ向けて、大町市は24日、給水車と職員4人を給水部隊として現地に派遣した。市は出発を前に、派遣職員の現地での安全を願って激励式を開き、職員が見送った。
給水部隊は、第3次長野県部隊の一員として派遣される。市からの職員は志望者を募り、第1陣は水道課、企画財政課、商工労政課、建設課の各部局から参加。給水車1台と指揮車1台で出発し、宮城県多賀城市で31日まで活動する。第2陣は30日に出発して職員が交代。給水車は4月6日まで、現地で被災者への給水活動を行う。
被災動物園を支援 キジの餌とリンゴ送る 大町山博
 東日本大震災を受け、大町市の大町山岳博物館は24日、被災した動物園に支援飼料を送った。被災した動物園に、大切な動物の生命を守る同じ使命を持つ博物館として、精いっぱいの協力をする。
被災地では動物園なども被害を受け、施設の破損や飼料の不足が起こっている。日本動物園水族館協会の支援物資などの協力呼びかけに応じた。一部希少動物はすでに、上野動物園など大規模な園に運び出されたという。
市内常盤地区の農家2軒から寄贈されたリンゴの一部153`と、キジ用のペレット(固形飼料)40`を集積地である群馬サファリパークまで運び、リンゴは茨城県日立市のかみね動物園に、ペレットは宮城県仙台市の八木山動物公園に届けられる。

2011年3月25日(金)付


トロリーバス扇沢へ アルペンルートもうすぐ開通
 立山黒部アルペンルートのトロリーバスを運行する、大町市の関西電力黒四管理事務所は24日、トロリーバスを同事務所野口分室から扇沢関まで運搬した。4月10日に予定されている開通をを前に、点検・整備を終えた8台のトロリーバスが運ばれた。
トロリーバスはオフシーズンの冬期間に行われた点検・整備を終え、整備場所の野口分室から次々と大型の運搬車に載せられ、扇沢まで運ばれた。
毎年行う重要部検査や3年に1度の全搬検査、さらに予防保全として、電気部品やエアー部品などのユニットをメーカーに送り修理・交換を行うなどの保全を期している。来週から試運転を始め、安全な運行に備える。
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3月の一覧
小学女子ドッジ全国へ 大町 ALPSファイヤーズ
 大町市内の小学生でつくるドッジボールクラブ「ALPSファイヤーズ」(北澤数三監督)と松本市のチームとの合同チーム「ハッスルALPSガールズ」は、26日に大阪府舞洲アリーナで開く「東北関東大震災復興支援」第1回春の全国女子小学生ドッジボール選手権全国大会に出場する。ALPSファイヤーズの6人は23日、市役所を訪れ、牛越徹市長に健闘を誓った。
同チームは松本市の「ハッスル島立☆6年1組」と合同でチームを結成。2月5日に上田市で行われた県大会で優勝、26日に福井県敦賀市で行われた北信越大会で3位に入り、全国への切符を手にした。