お手柄3人に感謝状 住宅火災被害最小限に 白馬村
 白馬村で5日夕方発生した住宅火災で、いち早く気づき被害を最小限にとどめたとして、北アルプス広域消防本部は24日、同村在住の宮田勝さん、太田高之さん、横田彦右エ門さんの3人に感謝状を贈った。お手柄の3人は「日ごろの防災訓練が役立った」と笑顔で話していた。
 火災は午後6時52分ごろ、同村大出の2階建て木造家屋で発生。近くに住む宮田さんが最初に住宅から煙が出ているのに気づいた。家人の119番通報とほぼ同時に、自宅に走って消火器を取り消火活動を開始。異変を知った他の2人も自宅の消火器を持ってすぐさま駆けつけ、煙が充満する中、3人で消火作業を繰り返した。迅速な初期消火により、北部署員が到着しても放水活動をすることなく、火は消し止められた。
 北アルプス広域北部消防署で行われた表彰式では、松田俊郎消防長が「消火の一連の行動が非常にスムーズで迅速、冷静な判断が功を奏した」とたたえ、表彰状と記念品を一人ひとりに手渡した。

2011年3月26日(土)付


「ハレの日」花ずし学ぶ 母ちゃんの知恵袋の会 小谷
 JA大北女性部北小谷支部でつくる「母ちゃんの知恵袋の会」(中村安子支部長)は23日、同支所コミュニティーホール「ふれあい」で恒例の料理教室を開いた。米の消費拡大をはかろうと、同地区の料理名人・松沢史子さんの指導で目にも華やかな「花ずし」の作りかたを学び交流した。
 花ずしは、同村で行事食やもてなしなど、ハレの日の料理として親しまれている。今回はバラと藤の花をかたどった2種類のすしを作った。
 同会はJA大北の地域福祉活動の一環として発足。毎月1回、会のメンバーの豊富な経験や知識を生かし、ものづくりや料理教室のグループ活動を展開している。
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3月の一覧
中信初ハイブリッド油圧ショベル 小谷村 北野が環境に配慮して導入
 小谷村中小谷丙の北野(太田喜八郎社長)はこのほど、建設機械・重機械メーカーのコマツが、昨年12月に国内販売を開始した新型ハイブリッド油圧ショベル「HB215LC」を導入した。コマツのハイブリッド油圧ショベルは、国土交通省低炭素型建設機械に認定されている。導入は県内3台目、中信地域では初めて。
北野は温暖化防止のためのチャレンジ25に取り組み、アイドリングストップなどを励行し意識を高めている。ハイブリッド油圧ショベルは「費用としては割高」としながらも「環境負荷が小さいことが導入の決め手です。人家の近くで作業する際には、周辺への配慮になることを期待しています」と同社。
親しんだ園舎に別れ 松川南最後≠フ卒園式
大北地域で、保育園の卒園式が最盛期を迎えている。老朽化に伴い建て替え工事が進む、松川村の松川南保育園で24日、園舎最後の卒園式が開かれ、年長児27人が慣れ親しんだ施設に別れを告げた。
園児たちは保護者や下級生らが見守るなか、卒園証書を受け取り、「勉強したい」「校庭でサッカーしたい」など、小学校入学後の抱負を発表。「大好きだった保育園さようなら。4月からは歩いて学校に通います」と、大きな声であいさつした。
同園は昭和53年の開園以来約30年が経過し、新園舎が園舎の北に建設された。当初、新園舎で卒園式を開く予定だったが、園児や保護者の希望で子どもたちが長年過ごした、旧園舎での開催が決まった。