期待胸に晴れ晴れと 白馬、小谷で卒園式
 白馬村と小谷村の両保育園で25日、平成22年度の卒園式が開かれ、保護者や職員らが見守るなか、卒園児が4月からの小学校生活に期待を膨らませながら思い出深い保育園を巣立った。
 このうち白馬村のしろうま保育園(太田昭子園長)では58人の卒園児が晴れ晴れとした表情で式に臨んだ。担任保育士が卒園児一人ひとりの名前を呼び、太田紘煕村長が「おめでとう」と卒園証書を授与。園児は大きな声で元気よく返事し「ありがとうございます」の感謝の言葉とともに受け取った。
寒さ対策に<Xキーウエア 鹿島槍スキー場 被災地へ 大町
 東日本大震災を受け、大町市の鹿島槍スキー場は25日、被災者への支援物資として、スキーウエアを宮城県石巻市へ発送した。依然として寒さが厳しい被災地で、子どもから大人までが防寒着として使えるよう、サイズが違う約700着を送った。
同スキー場は4dコンテナ車に、スキーウエアと復路の燃料を積んで出発。大町青年会議所を通じて地域とも連携し、池田町と町民有志が窓口となって集めた、子ども用のミルクやおむつなどの支援物資も回収した。現地でボランティア活動に取り組むNPO法人や、宮城県社会福祉協議会を介して被災者に届ける。
同スキー場では、県内でも揺れを確認した地震災害を受け、利用者の安全のため11日から休業。16日の再開から4月3日までの営業期間中の売上から、一部を被災地に寄付することも決めている。

2011年3月27日(日)付


被災地復興に義援金 大町市の交通指導員会
 大町市交通指導員会(内山近雄会長)は東日本大震災の復興支援に役立てるため、義援金5万円を集めた。このほど、牛越徹市長のもとを訪れ、支援の気持ちを届けた。
義援金寄付は18日に行われた交通指導員会議のなかで、指導員全員の思いを被災地へ届けたいと計画。指導員20人から寄せられた募金を義援金として寄付することを決めた。
内山会長は、「テレビ、新聞で震災のニュースを見るたびに不自由な生活を強いられている被災者の皆さんを見て切ない思いがする。一日も早い復興ができるように願っています」と述べた。
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3月の一覧
ごんぞづくり伝承 常盤公民館わら細工講座
 大町市の常盤公民館は3月、わらじとごんぞ(わら靴)づくりの基礎講座を同館で開いている。伝統の技術を習い、地域で教えて継承できる講師を育てようと、毎年さまざまなわら細工を学んでいる。
ごんぞはわらじをベースにわらを編み上げた靴。地元で昔ながらのわら細工が作れる中村一夫さんと両川太士さん、須沼つぐら部会のメンバーを講師に迎えた。昨年は猫つぐら、来年は藁(わら)みの作りを計画している。
本年度は4日から始め、全6回開いた。常盤をはじめ市内全域や白馬村から14人が参加。25日の最終回にはわらぞうりを作った。
同公民館は「教えられる人が高齢化している中で、技術を伝承されている方が少ない。参加者の方にはぜひ地域に帰って、若い人たちに伝えていってほしい」と話した。
義援金47万円託す 花が咲いている村づくりの会 松川
松川村の緑化活動に取り組む「花が咲いている村づくりの会」は23日、東日本大震災の被災地を支援しようと、「みんながんばれ!花で応援チャリティー販売会」で得た義援金47万2756円を、村を通じて日本赤十字社に送った。
同会は19、20の両日、道の駅安曇野松川「寄って停まつかわ」でイベントを開催。村内産パンジーで駐車場に巨大な応援メッセージを描き、約3万6000ポットを販売した。東日本大震災と県北部地震それぞれの募金箱も設置した。2日間で約4000人が訪れた。
同会の松田義光会長は村役場を訪れ、平林明人村長に結果を報告。義援金を手渡し「来場者の協力に感謝したい」と話した。
平林村長は「これほど多額の義援金が集まるとは。未曽有の災害に対し、皆が協力してくれたおかげ」と感謝を述べた。