2011年3月31日(木)付


義援金11万円余託す 白馬BBC被災者支援
 白馬スポーツ少年団中学生軟式野球クラブ「白馬ベースボールクラブ(白馬BBC)」は28日、村内で集めた東日本大震災や県北部地震への義援金11万4537円を村社会福祉協議会に託した。
 義援金集めは、選手自らの提案で行った。村内3か所の大型店で26日に実施し、買い物客たちに協力を呼びかけた。ケガで練習に参加できない仲間たちも応援に駆けつけるなどチーム一丸となった活動を展開。1時間半で11万円を超える金額が寄せられた。
岳都の顔に茶屋道さん、宮尾さん 大町レディース決まる
 山岳文化都市・大町市の顔として活躍する観光イメージガール、第16代「観光キャンペーン大町レディース」に、くろよんロイヤルホテル従業員の茶屋道悠(はるか)さんと、松本市の美容アドバイザーの宮尾敬子さんの2人が選ばれた。「東日本大震災で大変な日本に元気を与えたい」と意気込む。
宮尾さんは、松本市の美容サロンでビューティーアドバイザーを務める。生まれ育った大町に貢献したい、と応募を決めた。北アのふもと大町の魅力を伝えたいと話し、「びょうぶのようにつながる山の景色が好き。日本は震災で大変なことになっているが、元気を与えられるような広い視点で取り組みたい」と抱負を述べた。
2年目となる茶屋道さんは横浜市出身。去年の楽しい経験をさらに生かそうと、再度の応募となった。大町の好きなところは人の魅力と自然といい、「大町は四季いつでもどこでも自慢できる。震災で日本が大変な中、大町から元気な情報を発信できるように頑張りたい」と話した。
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3月の一覧
3床増床災害対策 ひだまりの家改築完成 北ア広域連合
 北アルプス広域連合の認知症対応型共同生活介護施設(グループホーム)・ひだまりの家(大町市大新田町)はこのほど、増床や災害対策などを行った増改築工事が竣工(しゅんこう)した。4月からの新規者入所を前に、地元や、広域連合正副会長に対する内覧会が開かれた。
同施設は木造平屋建て約361平方b。改築工事では約72平方bを増築し、3床を増床。6床から9床となった。以前からの作りを生かしたまま空間を広げ、居間をフラットに。食堂や厨房、多目的トイレなども広げた。平成24年3月までに義務付けられたスプリンクラー設備を設置。車いすによる避難経路などもそろえた。
ハッスルALPSガールズ 小学校女子 ドッジボール全国3位
 大町市内の小学生でつくるドッジボールクラブ・「ALPSファイヤーズ」(北澤数三監督)と松本市のチームとの合同チーム「ハッスルALPSガールズ」は26日、大阪府舞洲アリーナで開いた「東北関東大震災復興支援」第1回春の全国女子小学生ドッジボール選手権全国大会で3位に輝いた。
初開催となった全国大会は全国各ブロック代表や推薦チーム26チームが参加。東日本大震災の影響を受けて参加を辞退したチームもある中、復興を願って冠を掲げて開催した。
被災地へ義援金託す JA南部野菜協と治山林道倶楽部
 東日本大震災や県北部地震を受けて、大北地域内から大町合同庁舎に義援金や支援物資がぞくぞくと寄せられている。赤十字などを通して現地の復興支援に役立てられる。29日は小須田幸一北安曇地方事務所長のもとを2団体が義援金寄付に訪れた。
大北南部地域の農家などでつくる「JA大北南部野菜協議会」(西山重廣会長)は東日本大震災に対して合計8万5000円の義援金を送ることを決めた。22日に開いた総会で、大町市常盤、社、八坂、池田町、松川村の会員85人が一人1000円ずつ出し合った。
西山会長は「今回の震災で、大勢の農家、農地が犠牲になった。少しでも手助けをしてみんなに元気を出してもらいたい」と話した。
大北地区内の治山林道事業に従事する会社27社でつくる「治山林道倶楽部」(郷津順一会長)は会費から10万円を栄村に対して送った。「大北地域は栄村と同じく自然豊かで山々が残る場所」との気持ちから、同じ環境の地域として支援したいと義援金を寄付する。
郷津会長は「以前小谷で起きた豪雨などの災害では県内多くの皆さんが支援してくれた。今回被災されている方々のお役に立てれば」と述べた。