2011年4月1日(金)付


県議選きょう告示 大町市区、北安郡区無投票の公算
 任期満了に伴う県議会議員選挙は1日、告示される。大町市区、(定数1)には現職の諏訪光昭氏(59)=無・@・下仲町=、北安曇郡区(定数1)には現職の宮澤敏文氏(58)=無・現C・池田町相道寺=がそれぞれ立候補を予定しているほかに出馬を模索する動きはなく、いずれも無投票になる見通しが高まっている。
諏訪氏は「夢があふれる長野県、活力あふれる大町市」をキャッチコピーに、大町病院を中心とした地域医療の再生や地域資源を活用した産業振興、地域高規格道路促進など、市だけでは解決できない重要課題を県とともに取り組むとする。1日は午前8時から下仲町の選挙事務所で出陣式を開き、市内を回る。
宮澤氏は「創る」を掲げ、地域高規格道路の早期着工や産業振興と雇用確保、がん制圧連携拠点病院の構築など命を守る医療充実を政策に、「健康王国長野」と「ふるさと創造」を目指す。1日は午前8時から池田町の池田八幡神社で出陣式を開き、松川村、白馬村、小谷村と遊説する。
3月2日現在の選挙人名簿登録者数は、大町市区が2万5063人(男1万2017人、女1万3046人)、北安曇郡区が2万7263人(男1万3180人、女1万4083人)。
地域情報発信と共有 大町・白馬CATV開局 きょう
大町市や白馬村で準備が進められてきた公営ケーブルテレビが1日、本格開局する。地域の情報を発信し市民が共有する基盤としての情報コミュニティーツールがスタートする。
両市村では民間のケーブルテレビ会社がデジタル化を断念する中で、地上波デジタル化への対応や難視聴地域解消などを目的に、地域情報通信基盤整備事業として行われた。3月までに施設整備や伝送路工事などの大半を終えた。
思いやりを育てて 平地区 子ども会リーダー研修会
 大町市の平地区子ども会育成協議会(海川明文会長)は29日、子ども会リーダー研修を平公民館学習室で開いた。23年度の各地区児童会正・副会長と書記を対象に行い、地域で実施する行事の説明や活動計画を話し合ったり、調理実習などで仲間とのかかわり方に意識を向けた。
育成会の行事内容を知ることで自分たちができることを学び、子ども会リーダーとしての役割に興味を持つ場に17人のリーダーたちが参加した。
毎年行っている、市内の「施設めぐり」の行き先や次回のリーダー研修会でやってみたいことなどを班ごとに話し合い、積極的に意見を交換していた。おとなの力を借りず自分たちで意見を出し合い、皆が楽しく参加できることを見つけ出しながら自主性を養う機会とした。
収益と募金被災地に チャリティー47カップ 2、3日
 白馬村の白馬47スキー場を会場に2、3の両日、「震災チャリティー47カップ&2012試乗会」のスキーイベントが開かれる。他のスキー場が春の営業を早期に終了したり、イベントの中止を決める中で一時は自粛ムードが広がったが「被災者の力になれる形でイベントをして復興支援につなげていきたい」とチャリティー形式の開催を決めた。当日は中部スノーボード協会との協力で義援金・救援物資を受け付けるブースを設ける。関係者は多くの来場を呼びかけている。
早春かれんな花 小谷村塩坂 フクジュソウ咲く
 4月を迎えてもいまだ雪深い白馬、小谷の両村だが、日当たりの良い南向きの斜面などでは雪の合間をぬってフクジュソウのつぼみがふくらみ、黄色いかれんな花をのぞかせている。
 フクジュソウはキンポウゲ科の多年草で、直径約3aの光沢のある黄色い花を付ける。野生のものは落葉樹林下の斜面などに自生している。
 小谷村塩坂地区の斜面では、国道脇に群生地があり、暖かい陽気に誘われるように次々に開花している。
環境政策の考え問う 立候補予定者にアンケート 大町市議選
 任期満了に伴う大町市議会議員選挙(17日告示、24日投開票)を前に、市内の有志は30日、立候補予定者に環境政策の考えを問うアンケートを発送した。4月13日に開く公開学習会で結果を発表する。
アンケートは、自然環境との共生を主軸としたまちづくりや、環境保全を優先した土地利用を進める条例策定、ごみ減量、広域ごみ焼却場の建設などの設問8問に対しての考え方を選択形式で問い、各課題に対する姿勢を確かめる。
自然環境に恵まれた大町市において、行政のチェック役を担う議員を目指す人の環境政策の考えを知り選択に役立てたいと、大町のごみ問題を考える会(太谷優子会長)が市民に呼びかけて実施した。
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