2011年4月5日(火)付


「地域で育てる」30周年 小谷村青少年育成会が記念誌
 小谷村の小谷村青少年育成会(平林哲夫会長)が、本年度で発足30周年の節目を迎えた。同協会では活動の歴史を記念してこのほど、20周年に続き2冊目の記念誌を発刊した。同会の活動をより広く知ってもらおうと、20周年以降の10年間の活動やそれぞれの思いをつづっている。
 平林会長は「特別な資格も持たない素人集団が地域の子どもは地域で育てる≠合言葉に、次世代を担う青少年の健やかな成長を願って最善の努力を続けて30年。活動を広く知ってもらうことでさらなる支援を広げていきたい」と話している。
安全・安心の拠点新たに 大町市八坂と松川村駐在所

 老朽化に伴う建て替えや改築工事が行われていた、大町市八坂の八坂警察官駐在所と松川村警察官駐在所がこのほど、開所した。池田幸市署長は「駐在所は事前の犯罪防止に大きく役立つ。駐在所を安心、安全の発信基地にしたい」と安全・安心の地域づくりに期待を寄せる。
記念し「50山を登る日」 半世紀の県山岳協会総会
 県山岳協会(宮本義彦会長)の総会が3日、大町市の県山岳総合センターで開かれた。協会創立50年を迎えることし、メーンテーマを「信州の山に登り、学び続ける」に定め、県内50山の同時登山や海外への登山隊派遣などさまざまな50周年企画を実施することを決めた。
協会創立50周年の記念事業は、一年間を通して山の素晴らしさを考えるため、5月29日を「50山を登る日」として県内50の山の一斉登山や50周年記念誌の作成、海外の山岳への登山、大町市、大町山岳博物館と協力して山岳図書資料館の建設などを挙げた。例年どおり、山岳地域の自然環境を知るフィールドワークや各登山講座、ジュニア登山教室などを開催する。
池田町議選 一転選挙戦の見通し 告示まで2週間 定数超
任期満了に伴う池田町議選(4月19日告示、24日投開票)が4日までに、無投票から一転、選挙戦になる見通しとなった。定数12に対し少なくとも13人が立つ見込みで、他にも擁立を模索する動きがある。
告示まで1か月を切り、無投票を回避しようと元職や新人の間で、立候補を模索する動きが活発化。中鵜地区の若手新人男性が出馬の意向を固め、「近いうちに表明したい」とした。一方で立候補を検討していた、五丁目の元職男性が「選挙になるなら」と不出馬を決めた。
これまで正式に出馬を表明しているのは現職8人と、新人4人。男性が9人、女性が3人。共産党2人、公明党1人のほか無所属となっている。
平成19年の前回選挙では、定数を15から12に減らした。立候補予定者が12人で推移し、告示日間際に新人が立候補を表明、13人による選挙戦となった。
選挙日程は立候補予定者説明会が6日午後1時半から町役場大会議室、事前審査が13日午後1時半から中会議室で開かれる。
町の選挙人名簿登録者数は3月2日現在、男4216人、女4631人の計6647人。
震災被災地を支援 47でチャリティーイベント 白馬村
 東日本大震災の被災地を支援するチャリティースキーイベントが2、3の両日、白馬村の白馬47スキー場で行われた。国内外のスキーヤーやスノーボーダーが多数来場し、パラレルスラローム&ジャイアントスラローム大会などイベントの参加費を義援金として寄付し、被災者のため救援物資を持ち寄った。
 イベントの一角には中部スノーボード協会のチャリティーブースが設けられた。来場者が多数の救援物資を持ち寄り、多くの募金を寄せた。ブース内のメッセージボードには「力を合わせて復興に頑張りましょう」「自分ができることの最大限で応援します」など、多数のメッセージが寄せられた。
 収益と募金は日本赤十字社を通じ、救援物資は同協会の救援物資受付窓口となっている富山県厚生課を通じて被災地に送られる。
心弾ませ第一歩 白馬幼稚園で入園式
 白馬村の信学会白馬幼稚園(中山清隆園長)で2日、平成23年度入園式が行われた。年少・年中合わせて32人の新園児が、心を弾ませながら集団生活への第一歩を踏み出した。
 真新しい制服に身を包んだ園児は、赤いリボンと新しい名札を職員につけてもらい、保護者に手を引かれて少し緊張の面持ちで入園式に臨んだ。中山園長から「入園おめでとうございます。幼稚園に来るのが楽しいと思えるよういっしょにたくさんの思い出をつくりましょう」とお祝いの言葉をかけられると、元気いっぱいの返事を返していた。
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