2011年4月6日(水)付


白馬村の群生地に春 清明 ザゼンソウ咲く
 5日は二十四節気の一つ「清明(せいめい)」。春先の万物が清らかで生きいきとしている様子を表したことば「清浄明潔」の略とされる。
 ザゼンソウの群生地として知られる白馬村飯森の「白馬ザゼンソウ園」で、雪の中をかきわけて赤紫色のザゼンソウの花が咲き始め、春の訪れを告げている=写真。
 ことしは豪雪で、園内一帯は1bほどの雪に覆われ開花も遅く、見ごろは4月中旬から下旬ごろと見られている。
「一年生になったら」 大北の小中学校で入学式
 大北地域のそれぞれの小中学校で5日、入学式、始業式が行われた。大町西小学校(幅下守校長)では、新1年生50人が入学。真新しいランドセルを背負い、小学校生活へのさまざまな期待を胸に、春を迎えた。
新1年生たちは、期待や不安が入りまじった緊張の面持ちながらも「学校の生活」へ思いを膨らませた。上級生や保護者、教諭が見守るなか、童謡「一年生になったら」を合唱して、さっそく息の合った歌声を披露していた。
5月7日の映画公開前に 「岳」特別企画展山博で
 大町市立大町山岳博物館(宮野典夫館長)で1日から、大町市内でも撮影が行われた映画「岳 ―ガク―」の特別企画展「『岳 ―ガク―』〜また山においでよ。〜」(大町市特別プロモーション実行委員会、同博物館主催)が始まった。5月7日の映画公開を前に、「岳」の一端に触れることができる。 登山者が増えるとともに増加する山岳遭難の状況から、「登山者に安全に山を楽しんでほしい」との願いも込めて展示を開催。同博物館創立60周年や大町市の山岳文化都市宣言10周年を記念し、制作会社東宝の協力を得て開いた。
ヒロイン・長澤まさみさんが撮影で実際に使用した登山服やヘルメットなどの装備品、「北部警察署」の山岳遭難救助隊の看板、台本などを展示。約30点の写真パネルで主演・小栗旬さんの登山シーンなど映画のワンシーンやロケ風景を紹介している。北部警察署内のスタジオセットも再現され、撮影の様子を身近に感じることができる。
心育む共同生活始まる 八坂、美麻 山村留学生入園の集い
 大町市八坂と美麻の山村留学生を受け入れる(財)育てる会八坂美麻学園(青木孝安学園長)は4日、入園のつどいを山村留学センターで開いた。都会の子どもたちが自然の中で一年間の共同生活を通し、豊かな心を育む山留生活がことしも始まる。
ことしは八坂20人、美麻10人の計30人の山留生が過ごす。式典で入場した山留生は、山で春もっとも早く花をつけるという「ダンコウバイ」の枝を小さなわら靴にさし、一年間力を合わせて生活することを誓った。
栂池高原観光協 大震災の被災者支援 スキー客らから募金

 小谷村の栂池高原観光協会は、東日本大震災の被災者支援のため、震災直後から地区会や宿泊施設、スキー場など関係機関に募金箱を設け、義援金募金活動を展開。スキー客らから寄せられた募金が1か月間に50万円を超えた。近く村を通じて日本赤十字社に送る予定で、引き続き支援を続けていく。
温かな工夫一堂に 手作り絵本巡回展 7日まで
 長野・愛知・岐阜の3県の手作り絵本愛好者の作品が一堂に並ぶ、第30回手作り絵本巡回展(手づくり絵本三県連絡会主催)は7日まで、大町市平の女性未来館ピュアの和室で開かれている。ことしは3県14会場の初会場として開催。紙や布を工夫して作られた、世界に一つの絵本約200点に触れて楽しめる。
会場には、パッチワークと機織りの布でつくられた「布絵本」や、その時々の生活がにじむレシートを表紙に子どもの写真や手形などを張り付けた作品など、さまざまな装丁の手作り本が並ぶ。大町市からは、平公民館で活動している手づくり絵本サークル「汽車ポッポ」(坂井千恵子代表)の会員などの作品17点が出展された。
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