2011年4月9日(土)付


被災カナダ剣士けいこ 大町で モナさん世界めざす
大町市少年剣道クラブと姉妹協定を結ぶカナダのモントリオール剣道クラブ出身で、東日本大震災で被災した宮城県名取市の中学校でALTを務める、モナ・リンさんが現在、避難先の大町市内の剣道少年たちとけいこに励んでいる。未曽有の災害にも心を折らず、来年イタリアで開催される第15回世界剣道選手権大会のカナダ代表をめざし、竹刀を振る。
地震は勤務先中学校の卒業式の日に発生。想像をはるかに超えた揺れが続き、机の下に隠れた。同市の海岸沿いは津波で壊滅したが、モナさんは幸い山あいの学校だったため、難を逃れた。数日は自宅マンションで暮らしたが、町中は店舗や住宅が倒れ、電気もシャワーもない生活が続いた。
同僚のALTはほとんど帰国したが、モナさんは大会に向けてけいこを積みたいと、かつて交流した大町市のクラブを頼り、3日から滞在。勤務する中学校の入学式に合わせて、名取市に戻る予定だ。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

4月の一覧
「スキー場へ」震災支援 チャリティーツアー企画
 東日本大震災を支援しようと、東京のツアー会社・四季倶楽部旅はこのほど長野県内の3スキー場へのチャリティースキー・スノーボードツアーを企画した。「観光業だからできる支援で、被災者の復興支援になれば」との考えで、スキー場に多くの利用者を送客することで、旅行代金の5%を日本赤十字社の義援金に充てる。2日には白馬五竜・47スキー場の週末宿泊コースが実施され、企画に賛同した多くのスキー・スノーボード愛好家が参加してにぎわった。
定数超で選挙戦確実 告示まで1週間余
池田町議会議員選挙の告示まで、1週間余に迫った。8日までに定数12に対し13人が立候補を表明し、選挙戦が確実となった。他にも新人男性が「無投票を避けたい」と、出馬の準備を進めている。
立候補を表明しているのは、現職が内山伸子、内山玲子、桂川哲三、櫻井康人、立野泰、服部久子、宮ア康次、甕聖章の8氏。新人が薄井孝彦、大出美晴、那須博天、矢口稔、和澤忠志の5氏。男性10人に、女性が3人。党派別では共産党2人、公明党1人、そのほかは無所属。
告示前2週間を切るまで、立候補予定者が定数と同じ12人で推移してきたため、なかには選挙戦への準備不足を訴える予定者もおり、票読みが難航している。
事前審査は13日午後1時半から、町役場中会議室で開かれる。
選挙人名簿登録者数は3月31日現在、男4215人、女4635人の計8850人。
松本氏一派のみ出席 小谷村長選の予定者説明会
 任期満了(4月26日)に伴う小谷村長選挙(19日告示、24日投開票)の立候補予定者説明会が8日、村役場で開かれた。これまでに出馬を表明している新人で元県姫川砂防事務所長の松本久志氏(61)=土倉=の一派のみが出席した。告示まで10日あまりに迫り、松本氏以外の動きがなく、無投票が確実視されている。
 同選挙をめぐっては、昨年12月定例会一般質問での小林三郎村長の引退表明以降、松本氏含め数人の名前が挙がり慌しさを見せたが、松本氏以外具体化することはかった。松本氏独走状態のまま告示を迎えそうだ。
 松本氏は1月下旬に出馬の意向を固め、3月17日、正式に出馬を表明した。村第5次総合計画と村過疎地域自立促進計画を基本にするとした上で、観光振興を第一に、村民が元気に笑って暮らせる村づくりをしたいと決意する。
新学期見守り活動 小谷村こどもふれあい番所
 新1年生が入学し、本格的な学校生活がスタートした小谷村で6日から、地域児童生徒の登下校の安全を見守る「こどもふれあい番所」(西神正文代表)の本年度の見守り活動が始まった。初日はボランティアスタッフとして登録している全員が集まり、登校する児童生徒と対面して、見守り活動を行うスタッフの顔を覚えてもらえるように努めた。