2011年4月10日(日)付


復興の「足」がかりに モダンボート支援長靴募る
 東日本大震災の被災地に向けて、大町市木崎湖の貸しボート店・モダンボート(伊藤洋平店長)は、支援物資として長靴を集めている。復興に向けて具体的な力になろうと、物資の収集や17日のチャリティー釣りイベントなどを企画し、釣り業界として協力できることを模索している。
津波に流された被災地では復興作業にあたり、地面に泥や油、化学物質やガラスなどが散乱した中で、作業用の長靴が不足。中にはスニーカーのままで作業にあたるなど危険な場合もあるという。釣りや農業に使用する長靴を提供することで安全な復興の力になれると、釣り業界のメーカーやプロとともに活動を始めた。
白馬ふれ愛号 対象枠撤廃足がかりに 年齢拡大から1週間

 本年度から利用対象年齢を65歳以上から50歳以上に引き下げた白馬村デマンド型乗り合いタクシー「白馬ふれ愛号」(登録制)。対象年齢枠拡大から1週間、急激な登録者増加に結びついてはいないが、年間で100人ほどの増加を見込んでいる。村は、全村民利用を可能とする対象枠撤廃に向けた足がかりにしたい考えだ。
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4月の一覧
車と不審者気を付けて 八坂小で交通安全教室

 大町市八坂小学校(吉田千秋校長、児童数55人)は7日、交通安全教室を同校で開いた。新1年生が入学して上級生と一緒に集団登校を始めたこの時期に、通学時の歩き方や不審者への対応の仕方などを身に付けた。
日本屈指の生息地 すずむしの里PR看板 松川村
 松川村西原の農家でつくる「中山間地域等直接支払制度西原南部」(宮ア弘代表)は9日、「すずむしの里」をPRする看板を、地区内の県道沿いに設置した。村が昨年制定した「すずむし保護条例」を受け、村観光協会などと連携して、村内最大の生息地をアピールするねらい。
 看板は村のマスコットキャラクター・リン太とリンリンを配し、「日本有数のすずむし生息地」とキャッチコピーを掲示。南北と東3方向から見えるように、縦400a×横90aの3枚を組み合わせた。設置工事を含め、国からの補助金30万円を活用した。
同団体はこれまで、低農薬農法による環境保全や、子どもたちを対象にした観察会などを通じて、スズムシの保護に努めてきた。ことし9月には、旅行会社による「すずむし体験ツアー」も予定され、地元住民によるもてなしを計画している。
「同じ苦労」仲間支援 白馬、小谷議会栄村に義援金
 白馬、小谷の両村議会はこのほど、県北部地震で被災した下水内郡栄村の議会を訪れ、義援金を送った。ともに特別豪雪地帯の指定を受けるなか、除排雪など同じ苦労を知る仲間として、支援に立ち上がった。
 栄村議会を訪れたのは、両村議会の正副議長。議員から募った義援金をぞれぞれ、赤津安正議長に手渡し、早期復興を願った。
 白馬、小谷、栄村などは、県の特別豪雪地帯の指定を受けていることから、豪雪に関する要望活動などともに行ってきている。雪深い山間地域に暮らす者同士、苦労や悩みを共有するなか、さらなる連帯感や協力体制の構築につなげる考えだ。