2011年4月12日(火)付
チャリティー山岳スキー 東日本に勇気をカップ 小谷村 小谷村の栂池高原スキー場を会場に9、10の両日、チャリティー山岳スキー大会のイベントが開かれた。3月に予定されていた山岳スキー競技日本選手権が震災で中止になったため、地元有志をはじめとする県内外の山スキー愛好家が「元気出して・汗かいて・東日本に勇気を届けようカップ」の名のもと、代替のチャリティーイベントを再企画し、手弁当で運営。 趣旨に賛同した愛好家の多数の参加を得て、その参加費と、イベントで行われた山スキー用品のチャリティーオークションの落札金額全額が、日本山岳協会を通じて被災地へ義援金として寄付された。 |
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アルペンルート開通 震災配慮し武者行列中止 大町市と富山県をつなぐ国内有数の観光ルート「立山黒部アルペンルート」大町側が10日、開通し、本格的な山岳観光シーズンの幕が開けた。大町市イベント実行委員会(委員長=牛越徹市長)は、信濃大町駅前バス出発式や黒部ダム上安全祈願祭を行った。先月発生した東日本大震災を考慮し、自粛ムードのなかではあったが、北アルプスを貫く一大観光ルートを中心とした大北地域への入り込みに期待を寄せた。 例年は、県内外の観光客らを交え数百人規模で行っていたが、ことしは市内関係者を中心に約80人と参加者を最小限に抑え、義塩の故事にまつわる佐々成政軍団武者行列やくす玉割りなどを中止した。扇沢駅では、大町レディースによる義援金集めが行われた。 |
指定管理1周年催し ハーブセンター地域に感謝 池田町 池田町ハーブセンターは10日、てる坊市場による指定管理導入後、1周年を迎えた。節目を記念して、地域への感謝を込めたさまざまな催しで、利用者をもてなした。 てる坊市場は昨年4月10日のリニューアルオープン以来、地元農産物の販売コーナー拡大、新商品の開発などを通じて、施設の財政健全化に取り組んできた。平成22年度の売り上げは対前年度比20l増の8600万円、来場者数も同比38l増の19万1265人になったという。 記念イベントでは、来場者にパンジーを無料で配布した。東日本大震災の被災地を支援しようと、チャリティーバザーも開き、地元農家や企業などが提供した物品を販売。売り上げを日本赤十字社に送るという。 |
出馬表明松本氏のみ 小谷村長選告示まで1週間 任期満了(4月26日)に伴う小谷村長選挙(19日告示、24日投開票)の告示まで1週間に迫った。これまでに出馬を表明しているのは、新人で元県姫川砂防事務所長の松本久志氏(61)=土倉=のみ。 松本氏後援会は、ほかに動きがなく、無投票の公算が高まるなか組織の引き締めを図っている。今週半ばからは、村内各集落で対話集会を開催し、さらなる支持拡大を進めたいとしている。 松本氏は昭和24年5月21日生まれの61歳。南安曇農業高校卒業後、県職員となった。土木畑一筋で県姫川砂防事務所長など務め、平成22年3月定年退職した。周囲の後押しもあり出馬を決意。観光振興に基軸を置き「元気に笑って暮らせる村づくり」を掲げる。 立候補届け出書類の事前審査は14日午前10時から役場101会議室で、選挙運動用自動車検査は18日午前10時から役場前駐車場で。 3月末現在の選挙人名簿登録者数は男1380人、女1426人の計2806人。 |
2園統合夢ある施設 くるみ保育園完成式 大町市 大町市栄町のくるみ保育園(中村慶子園長、96人)で11日、新園舎の完成式が開かれた。老朽化した2園を統合し、北アルプスの景観を背に子どもの夢をはぐくむ明るくぬくもりのある施設を目指してつくられた、新たな子育て拠点の完成を祝った。 式典には関係者ら約40人や園児らが参加。園児たちは「手のひらを太陽に」などの遊戯を披露。「新しい保育園をありがとうございます。元気にいっぱい遊びます」と感謝した。 牛越徹市長は「大町市にふさわしい園舎が完成した。木のぬくもりに触れ、人間性豊かに育つことを祈ります。今後も皆さんに見守っていただき、地域に愛される施設として一体となって保育事業を展開したい」とあいさつした。 |