2011年4月18日(月)付


「地域再生」22人舌戦 定数4人超 大町市議選告示
 統一地方選後半戦の任期満了に伴う大町市議選(定数18)は17日、告示された。現職13人・元職1人・新人8人の22人が立候補し、定数を4人上回る激戦の幕が開けた。24日の投開票日に向け、一週間の舌戦を繰り広げる。
立候補受け付けが行われた同市役所東大会議室には、午前8時半までに20派が訪れ、2度のくじ引きで受け付け順を決めた。少し過ぎて2派が到着し、予想された22派がそろった。選挙管理委員会から腕章やたすき、街頭演説用の標旗などの“七つ道具”が渡された。
各候補者は、北アルプスが映える快晴のもと第一声を挙げ、市内の遊説に出発した。支持者は市内各地の看板に選挙ポスターを張ろうと飛び出した。
立候補者の地区別内訳は大町地区10氏、平地区7氏、常盤地区3氏、八坂地区1氏、美麻地区1氏。政党別では、日本共産党2氏、公明党1氏のほかは無所属。八坂・美麻両地区で合併後の定数特例がなくなり、全市での定数が計2人減る中、激戦となりそうだ。
震災義援金64万円余 チャリティーイベントや募金 鹿島槍スポーツビレッジ
 大町市平のスキー場・鹿島槍スポーツビレッジ(高田彰彦代表取締役社長)は12日、牛越徹市長を訪れ、このほど営業を終了した今シーズンの報告を行い、イベントなどで集めた東日本大震災に向けた義援金64万1000円を市長に手渡した。
同スキー場は3日に今シーズンの営業を終了。東日本大震災への支援を行おうと、最終日にチャリティーイベントを開催。パークのコンテストや抽選会を行い、参加費を全額義援金に回した。16日以降のリフト券販売額の一部や受付などで募金を集めて、市に託した。
高田社長は阪神淡路大震災で被災した経験もあり、今回の震災へ力になりたいと企画。他にも被災者の防寒用に、ウエア上下700着を宮城県石巻市まで届けるなどの支援も行っている。
20万余被災地へ 霊松寺 チャリティーコンサート
 大町市の霊松寺(伊東泰顕住職)はこのほど、「第42回KARYOVINチャリティーコンサート」を霊松寺会館で開いた。会費やバザー売上金、篤志から20万8785円が集まり、全額を(社)シャンティ国際ボランティア会と栄村役場を通じ、東日本大震災や県北部地震の被災者に寄付した。
同コンサートが始まった昭和63年以後に生まれた音楽家を招き、「未来へと続く音〜若い音楽家を迎えて〜」と題して開催。メゾ・ソプラノの柳沢依里、ソプラノの小日向真理、ピアノの井上直美・飯田糸音・児島絵美理・中村倫子、バイオリンの飯田朱音の各氏が、ベートーベンの「バイオリンソナタ第4番イ短調」やリストの「巡礼の年」などの名曲を演奏した。
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