2011年4月20日(水)付


小谷村長投票で松本氏 初当選即戦力♀待 声に耳傾け公約着実に
 任期満了に伴う小谷村長選挙は19日、告示され、新人で元県姫川砂防事務所長の松本久志氏(61)=無・農業・土倉=のほか立候補の届け出はなく、無投票で初当選が決まった。
 届け出締め切り時間の午後5時を過ぎ、松本氏の無投票当選の知らせが、選挙事務所の小丸山会館に届いた。集まった支持者たちは安堵(あんど)の表情を浮かべ、新たなかじ取り役誕生に、今後のむらづくりへの期待を寄せた。
 遊説を終えた松本氏は、大きな拍手で迎えられ、支持者と握手を交わしながらこれまでの支援に感謝。「村民の声に耳を傾けながら、観光振興を第一とした雇用対策など公約を着実に実現させたい。将来を不安視し、村の厳しい状況を認識しながらも、これからの村づくりに意欲ある村民が多くいることも分かった。この地で生きていきたいという人たちのために全力で取り組んでいきたい」と意欲を見せた。
少数激戦14人舌戦 「活性化」池田町議選が告示
 任期満了に伴う池田町議会議員選挙は19日、告示された。定数12に対し、現職8人と新人6人の合わせて14人が立候補し、24日の投開票に向け激しい舌戦を繰り広げる。
受け付けが行われた町役場では、午前8時半までに立候補を表明していた14派が出そろった。午後5時の締め切りまでに新たな届け出はなく、少数激戦の選挙戦がスタートした。
あいにくの雨模様となった各派の出陣式では、詰めかけた支持者らが見守るなか、候補者が第一声を上げた。各候補者が地元産業の活性化や議会改革など、よりよい町づくりに向け遊説に出発した。
期日前投票は町役場中会議室で、午前8時半から午後8時まで受け付ける。
投票は24日午前7時から午後8時まで、町内10か所の投票所で行われる。開票は8時50分から、町公民館で行われる。
4月18日現在の選挙人名簿登録者数は、8852人(男4217人、女4635人)
15人迎え訓練に汗 消防団入団式と春季訓練 池田町
 池田町消防団(赤羽正団長)の本年度入団式と春季訓練が18日、高瀬中学校で行われた。15人が新たに入団し、女性団員19人を含む、285人となった。全団員が、万が一の火災や豪雨などの災害に備えて、救護訓練やラッパ吹奏などの訓練に汗を流した。
東日本大震災への黙とうが行われ、犠牲者、団員に哀悼の意をささげた。団長から、新入団員に辞令交付書が手渡され、北アルプス広域消防・南部消防署員を講師に、規律、救護、ラッパの訓練が行われ、今後の活動に備えた。分列行進で郷土の守りに志気を鼓舞した。
幸せの黄色いハンカチ 松川村 ハロー安曇野義援金募る
松川村のハロー安曇野とんぼ玉美術博物館(柴哲支配人)で17日開催のフリーマーケットにあわせ、東日本大震災救援のため義援金を募り、黄色いハンカチに被災地復興への願いを書き込む「幸せの黄色いハンカチ」活動が行われた。毎年5月の節句にあわせて場内に揚げられるこいのぼりとともに、黄色いハンカチが空にはためいた。
同所のフリーマーケットは7年ほど前から始まり、毎回多くの人が訪れ好評。義援金500円を募金すると、約50a四方の黄色いハンカチが渡され、ハンカチに被災地復興への思いを書き込みロープにつなげて空に揚げる企画。
ハンカチを結ぶ人の中には、自分の小遣いからお金を出してハンカチに願いを込めた子どももいた。「がんばれ日本」「夜の明けない日はない。雨のやまない日はない」など、それぞれの支援する「思い」が、春らしい黄色のハンカチに託された。
順調な育成願い放流 ワカサギの卵5000万粒 青木湖漁協
 大町市の青木湖漁業協同組合(太谷正祥組合長)は19日、同市平の青木湖にワカサギの卵5000万粒を放流した。
みぞれの天候の中、組合員11人が参加し、北海道西網走漁協から取り寄せた卵を、「シュロの木」の繊維を張ったふ化枠に付けて木枠に入れ、舟で沖まで引いて水深1−2bの間に沈めた。
通常は、ふ化するのに12度前後の水温が必要といわれるが、同湖は水温が低いため、ふ化するまでに30−40日程度を要するという。組合員は「湖の水位が変動するためふ化枠の水深の調整に苦労します」と話していた。
同漁協ではこのあと、西網走から2000万粒、諏訪湖から5000万粒を入荷し、本年度は青木・中綱両湖で計1億2000万粒を放流する計画。
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