2011年4月21日(木)付


「観光振興最優先に取り組む」 小谷新村長 松本久志さん抱負語る
 19日告示の小谷村長選挙で無投票当選した元県姫川砂防事務所長の松本久志さん(61)=無・新@・土倉=。「私ひとりが声を大きくしても、役場職員だけが努力しても問題は解決しない。下を向くことなく、みんながひとつになり取り組めばなんとかなる」と課題山積の厳しい船出にも意欲をのぞかせる。初登庁は27日。
 「村民から『任せたぞ』と後押しされたと受け止めている。責任は重い」と表情を引き締めた。村商工会館で19日行われた当選報告会後の取材に答えた。
 高齢化対策や雇用の場確保、空き家対策、高規格道路整備促進などいずれも早急に対応しなければならない課題としながらも、最優先すべき取り組みに観光振興をあげた。
 「村単独で振興を図ることは難しいと考える」と近隣他県含めた広域連携の必要性を強調するが、「まずは、村内観光業に携わっている住民の声をしっかりと聞かなければならない」と村内観光の実情把握から進める考えを示した。
 松本氏のスローガンは「元気に笑って暮らせるむらづくり」。村第5次総合計画や村過疎地域自立促進計画を基本に村政運営を進めるとし、観光振興や子育て支援含めた福祉施策充実、空き家有効活用による人口減少対策などを公約に掲げる。
期日前投票23日まで 池田町議選 町役場で
池田町議会議員選挙(24日投開票)の期日前投票は20から23日まで、町役場中会議室で行われている。初日は正午までの投票者が62人と、前回平成19年の26人から倍増し、今回選挙に対する住民の関心の高さをうかがわせた。
 町選挙管理委員会が見守るなか、有権者が思い思いの候補者へ、1票を投じていた。期間中、午前8時半から午後8時まで受け付けている。
前回選挙では、期日前投票の利用者が初日から最終日までに、投票者総数の約15lに当たる966人だった。
今回選挙は定数12に、現職8氏と新人6氏の合わせて14氏が出馬。舌戦を繰り広げている。
4月18日現在の選挙人名簿登録者数は、8852人(男4217人、女4635人)。
記念のポストカード 松川村 ちひろ美術館15回目の開館日
 松川村西原の安曇野ちひろ美術館は19日、15回目の開館日を迎えた。来館者には、記念にと非売品のポストカードが贈られ、訪れた人々は思いがけないプレゼントに笑顔を見せていた。
ポストカードは現在開催中の、「『窓ぎわのトットちゃん』ピエゾグラフ」に合わせ、絵本の表紙「こげ茶色の帽子の少女」(1970年代前半)配布用に制作したオリジナルで、ファンならずとも記念の一枚。
 この日はあいにくの天候で肌寒さを感じさせる陽気となったが、ちひろの描く世界をひと目見ようと、観光客らが次々と訪れた。展示室をゆっくりと見て回り、各場所に置かれた椅子でくつろぐなど思い思いのスタイルで過ごしていた。
被災者の心と体ケア 大町から保険師派遣
 東日本大震災で被災者の健康状態の悪化が懸念される中、大町市は19日、保健師などの第1次派遣隊を送り出した。県の保健師派遣隊として岩手県の陸前高田市へ赴き、全戸訪問ローラー作戦で被災者の心と体のケアを行う。
震災の避難所では日を追うにつれ生活が安定してきているとされる一方で、在宅避難者の状態が把握されておらず、特に寝たきりや介護保険サービスの利用者だった被災者のケアが行き届いていないことが懸念される。保健師が家庭訪問を通して健康状態を把握することで、適切なケアに結びつける。
第1次派遣隊は保健師2人と男性職員2人で構成。19日午前7時に同僚職員に見送られ、現地に向かった。活動中の小諸市から引き継ぎを受け、22日まで現地で支援活動を行い、東御市へ引き継ぐ。
新鮮なワカサギ贈る 大北漁連が白馬南小へ

 大北漁業協同組合連絡協議会(猿田勝文会長)は18日、木崎湖で捕れたばかりの新鮮なワカサギを白馬南小学校に贈った。地元で育った魚を味わってもらうことで、豊かな水辺環境の保全意識の高まりを願った。
 ワカサギの提供は、同協議会エリアの大町市、白馬村、小谷村の各小中学校を対象に8年ほど前から実施している。
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