2011年4月27日(水)付


GW前に環境美化 県と市村が一斉清掃
 県大町建設事務所(有賀久所長)、大町市、白馬村、小谷村は26、27の両日、主要道路の一斉清掃を行っている。観光シーズンを前に、国道148号や主要地方道などのごみが目立つ場所をきれいにすることで、道路養護の啓発につなげる。
幹線道路では、冬期間にチェーン着脱所の周辺にコンビニの袋に入れられた空き缶や弁当空などが捨てられるなど、景観上の問題になっている。特に大型連休を前に観光客の来場が予想されるため、一斉清掃を行うことで環境美化と一般住民への啓発につなげる。
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4月の一覧
セルフスタンドオープン JA大北で2施設目神城SS
 JA大北(西山隆芳組合長)が経営する、白馬村神城のJA大北アルペンロード神城サービスステーション(SS)がセルフスプリット化工事を終え、23日にリニューアルオープンした。同JAのセルフスタンドは大町市常盤のパノラマロードときわSSに次ぐ2施設目。白馬・小谷の北部地域でのセルフスタンドは初めて。燃料を少しでも安価で組合員に提供するとともに、新たな利用客の獲得にとセルフ化を決断し、今春から工事を進めて来た。
 同スタンドはセルフ式給油機2台で4レーン同時に給油が可能。操作は簡単で、職員が常駐しているため気軽に質問もでき、初めて利用する人でも安心。タイヤ交換、バッテリー交換などの整備、洗車などは従来通り対応している。
雄大ヒマラヤ風景 松川村の伊藤さん写真展
松川村川西の写真愛好家・伊藤優さん(54)は5月8日まで、作品展「心の旅・HIMALAYA」を村すずの音ホールで開いている。雄大なヒマラヤ山脈や、ネパールの住民生活など、異国情緒あふれる風景が並んでいる。
作品は伊藤さんが撮りためた作品から、厳選した16点を展示。エベレストなど世界最高峰の山々や、現地の子どもたちの笑顔が印象的だ。氷壁に“ヒマラヤひだ”がくっきりと浮き出た名峰・アマダブラム峰(6856b)は、温暖化などにより現在では同じ姿を見ることができなくなったという。
友人たちも、世界の山々を表現した版画や写真を出展し、展覧会を盛り上げている。
小林村長が退任 2期8年支援協力感謝 小谷
 小谷村の小林三郎村長(71)は26日、任期満了に伴う退任を迎えた。「24時間365日緊張した日々を送ってきた。肩の荷が下りた気分。職員や多くの村民の協力あってこそ務めることができた」と2期8年を振り返りこれまでの支援に感謝した。
 次期村政に対しては「厳しい状況にあるが、活気あるむらづくりのために頑張ってもらいたい」と期待を寄せ、「これからは一村民としてだが、できる限りの協力をしていきたい」と述べた。
 CATV網整備や統合小学校の建設、廃校となった3小学校の跡地整備など懸案のハード事業をほぼ完了させた。徹底した経費削減など、財政健全化にも力を注いだ。
 小林村長は昨年の12月議会一般質問で「次期は今後のむらづくりに意欲のある方に託したい」と任期限りでの引退を表明した。今回村長選では、静観の姿勢をとっていた。
情報発信し観光振興 資料館ニュースを創刊
 白馬村八方文化会館内の「白馬・山とスキーの総合資料館」はこのほど、季刊紙「資料館ニュース」を創刊した。山岳スポーツの歴史と文化を地域の観光振興に生かす同施設の活動を広く知ってもらおうと企画した。関係者は「多彩な情報を発信していくことで興味を持って足を運んでもらえたら」と話している。
 同施設は県の地域発元気づくり支援金の助成を受け、文化会館にあった民俗資料館を改装・拡充して昨年7月にリニューアルオープン。開館から3月末までの入館者数は1900人を超え、同村の新たな観光拠点として定着しつつある。