2011年4月28日(木)付


青鬼の四季DVDで 白馬村 交流体験施設 お善鬼の館
 国の重要伝統的建造物群保存地区に認定されている、白馬村の青鬼(あおに)地区の交流体験施設「お善鬼の館」にこのほど、集落の四季や自然を紹介するDVD映像システムが導入された。
 同地区は山村の原風景を残す貴重な集落として毎年多数の観光客らが訪れる。指定から10年を迎えたのを機に、地域の人や自然、伝統、文化などの貴重な地域資産を映像化して後世に伝え、青鬼の魅力を再発見してもらい、地域づくりの原動力とすることを目的に企画。県の元気づくり支援金の助成を受け、1年がかりで完成させた。
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4月の一覧
体験農場で種イモ植え あすなろ園児収穫に期待 大町市
 大町市常盤のあすなろ保育園(田中美和子園長)は26日、同地区清水農業生産組合(川上宗春組合長)の体験農場を訪れ、「ダンシャク」の種イモを植えた。子どもたちが農業に関心を持つきっかけにと、同組合が行う恒例の取り組み。
長靴姿で園を出発した年長児46人は、同農場まで散策を楽しみながら元気よく歩いた。同組合員たちが耕した畝の脇に整列すると30a弱の棒を間に手渡された種イモを土に置きそっと土をかけた。子どもたちは「小さなイモがタネなんだね。何個できるか楽しみ」と、収獲に期待をを寄せていた。
桜と菜の花春競演 池田町夢農場色鮮やか
 池田町陸郷の観光農園・夢農場で、サクラと菜の花が見ごろを迎えている。家族連れなど来場者が、黄色とピンクのコントラストがつくる、春ならではの光景を楽しんでいる。
 農園では約20eの畑に菜の花、360度見渡す山々にサクラが広がり、色鮮やかな風景を写真に収めようと、多くのアマチュアカメラマンたちがファインダーをのぞいていた。
農園周辺にはソメイヨシノやオオヤマザクラなど、15種4100本のサクラが植えられている。ことしは標高が高い場所での開花が鈍いものの、品種が異なるサクラが順次見ごろを迎え、大型連休中まで楽しめそうだ。
社会人の心構え学ぶ 池田町で新人社員歓迎会
  池田町は26日、町内で就職した新社会人を対象に、平成23年度「新入社員歓迎会」を町役場で開いた。官公庁や企業など10事業所にこの春就職した33人が、人生の先輩から社会人としての心構えを学んだ。
式典では県議会議員や大町公共職業安定所長、町商工会長、町議会議長らが出席し、若者たちを激励した。終了後は地域への理解を深めてもらおうと、町立美術館など市内の施設巡りを行った。
桃太郎旗立て交通安全 春の運動前に安協平支部
 5月11日から始まる「春の全国交通安全運動」を前に、大町市の大町地区交通安全協会平支部(中村博郎支部長)は27日、平地区管内の交通事故発生が多い場所に桃太郎旗を設置した。さまざまな標語で交通安全を啓発している。
桃太郎旗を設置した場所は、海ノ口チェーンベースや野口バイパス、ヤナバスキー場前など。いずれもこれまでに死亡事故が発生したことのある場所で、合計約70本の桃太郎旗を立て交通安全を呼びかけていく。
観光振興最優先に 松本村長が初登庁 小谷
 小谷村長選挙で無投票当選した松本久志村長(61)=土倉=は27日、初登庁した。
「村民が元気に笑って暮らせるむらづくり」をキャッチフレーズに、観光振興を最優先に掲げた松本村政がスタートした。
 松本村長は午前8時45分ころ、公用車で登庁。職員の拍手で出迎えられた。女性職員から受け取った花束を手に、緊張した面持ちで庁舎入りした。
 松本村長は初めて村長席に腰を下ろし「責任の重さを一層、実感する」と口を開いた。
 登庁式で松本村長は「行政は継続しなければならない。村民のみなさんの声をしっかりと聞いて、先輩たちが整備してきた社会資本を十分に利用活用して、村第5次総合計画に基づいて行政を推進するために最善の努力をしていく」と決意を述べ、職員に対しては「地域住民との交流をより深め、失敗を恐れることなく前向きに仕事をしてもらいたい」と協力を求めた。
 相澤保副村長は「県職員としての輝かしい経歴と、強力なリーダーシップを持つ松本村長をお迎えできたことは大きな喜びで、自立のむらづくりにふさわしい村長だと確信している」と歓迎した。
 村長就任初日は、課長会議に出席した後、村内あいさつまわりに出かけた。