2011年5月1日(日)付


地域づくり12団体発表 「きらり協働」公開審査会 大町市
 大町市は30日、市民活動へ助成する「きらり輝く協働のまちづくり事業」の公開審査会を大町公民館分室で開いた。伝統文化の継承や地域づくりに取り組む12団体が事業計画を発表し、活動に込めた思いを発表した。
ことしは新規8団体を含む12団体が、総額1023万4000円の助成額を申請。市内の団体を代表する市民や関係機関らによる10人による審査を受けた。伝統文化の継承には2団体が神楽の保存を求めて発表。お囃子や獅子舞を披露した。
地域づくり部門では、新規にアヤメの染物研究や子育て支援の野外活動、大町病院の支援事業や音楽イベント、地区の防災訓練イベントや消防団の活動を広める消防フェスタ開催の6事業が申請。それぞれに地域づくりへの熱い思いを訴えた。
現役復帰愛子らが元気 震災復興チャリティー 八方尾根スキー場
 県スキー連盟に所属するフリースタイルスキーヤーの呼びかけで、東日本大震災の復興に貢献するスキーのチャリティーイベントが24日、白馬村八方尾根スキー場で開かれた。現役続行を決めた上村愛子選手ほか、モーグル強化指定選手ら多数がボランティアで参加。デモンストレーションやワンポイントレッスン、トークショーなど多彩な催しを行い、呼びかけた募金に多くの善意が寄せられた。チャリティーの収益は、同連盟を通じ日本赤十字社から被災地に寄付される。
中信地区183人プレー 池田町長杯マレット大会
毎年昭和の日に開いている、池田町マレットゴルフ協会(中島睦会長)恒例の「第11回池田町長杯マレットゴルフ大会」(大糸タイムス社後援)は29日、同町アルプス広場マレットゴルフ場で開いた。ことしは、例年の参加人数を40人ほど超える183人が町内など中信地区から参加し、快晴のマレットゴルフ日和のなか、競技を楽しんだ。
試合前には勝山隆之町長自らボールを打つ始球式が行われ、試合がスタートした。36ホール、パー144のストロークプレーで行われ、最小限の打数でゴールしようと作戦を練りあったり、同チームの参加者と歓談したりと親睦を深めた。
一輪車10台大町北小に 資源回収とバザー売上で PTA
 大町市の大町北小学校PTA(長澤奨会長)はこのほど、資源回収の収益とバザー売上の1部で一輪車10台を同校に寄贈した。新年度同校PTA総会で保護者らに披露し、金井伝校長に手渡した。
休み時間などを利用して一輪車の技術向上目指し練習する児童数が増えるとともに、壊れたり台数が足りなくなったりの状況と、学校側の要望を受け贈った。
やまびこまつり実施 大町から「元気」を発信 8月6日に
大町市の夏の風物詩「大町やまびこまつり」の理事会が28日、同市役所で開かれた。東日本や県北部の震災を受けて、日本や地域が元気を出していけるようにと被災地の応援ができる事業を加え「第33回大町やまびこまつり」を8月6日に開催することを決めた。
事前に行われた企画部会では、震災の影響で「さまざまなことが自粛され地域経済が停滞しないか」「大町から『元気』を発信したい」などの意見があげられ、実施の方向で検討が進められた。理事会には牛越徹市長や市連合自治会、大町商工会議所などの理事者が出席。「被災地を応援できる義援金を捻出してはどうか」「多くの人が参加しやすい体制づくりをしていかないといけない」などの意見を挙げていた。
成長願うこいのぼり 白馬村平川の川面泳ぐ
 国道148号沿いの白馬村の平川の川面を渡して多数のこいのぼりがお目見えした。同村飯森地区の有志で作る「飯森チャレンジ会」が、地域活性化と子どもたちの健やかな成長を願い、家庭で不要になったこいのぼりを譲り受け毎年掲げ続けている。この季節の風物詩として親しまれ、多くの人が訪れる名所となっている。
 ことしも早朝から会員が集まり、川面の両面にワイヤを通してこいのぼりを等間隔に結び付けていった。飾りつけを終えたこいのぼりは、残雪の白馬の山並みを背に、口から風をはらんで悠然と泳ぎ始めた。
 多数のこいのぼりが大空を踊る姿は圧巻で、ことしも早朝から多くの見物客が訪れて記念写真を撮ったりしていた。こいのぼりは連休明けまで掲げられる予定。
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